令和04年01月20日

1頭毎の繁殖の足跡を記録しよう

〜繁殖台帳作成サービス〜

 会員の皆様は普段どのような形で繁殖記録を整備していますか。授精や分娩など、その日その時牛舎で起こったイベントを取り急ぎ記録するために、ノートやホワイトボード、繁殖カレンダーにメモをする方が多いのではないでしょうか。
 しかし、そのメモをそのままにしていませんか。正しい血統登録を行うためには、繁殖記録をその日の記録で終わらせずに、1頭毎の繁殖台帳の形に残すことが必要です。
牛1頭毎の記録が必要
 日本ホル協では、正しく血統登録を行うために、「繁殖台帳の整備」を登録規程に定め、会員の皆様にお願いしております。血統登録は皆様の繁殖記録の申告に基づいて行っていますので、これが正確なものでないと血統登録を行うことができません。
 例えば、血統登録時のよくある事例で、「在胎日数エラー」というものがあります。「在胎日数」は授精した日から分娩した日までの日数のことで、牛の場合は平均280日とされています。血統登録を行う際に、登録申込書に添付された授精証明書等から在胎日数を計算し、平均から前後15日間は正常な分娩範囲としています。
 しかし、この範囲外(在胎日数265日未満もしくは296日以上)の場合は、正しい血統を確認するために日本ホル協から照会を行いますので、その際には「授精履歴」を確認してください。登録申込牛の母牛が複数回授精していないか、また異なる種雄牛を複数回に渡って授精していないか、複数授精の場合には、早産などの分娩状況も考慮して、どの授精による産子なのかを判断しなければなりません。
 この時、カレンダーやノート等にメモされた記録からその牛の授精履歴を確認するのは難しいのではないでしょうか。その牛に対して、いつどのようなイベントが起こったかが確認できる牛1頭毎の繁殖台帳の形が、正しい血統登録に相応しい記録の残し方です。
 また、(一社)家畜改良事業団が提供している「繁殖台帳Webシステム」等の繁殖管理ソフトを利用して、その日毎に入力したイベントを1頭毎の記録として確認できる機能があれば、それを活用することもお勧めします。
繁殖台帳作成サービス
 日本ホル協では、会員様限定で牛1頭毎の繁殖台帳を印刷できるサービスを提供しています(図1)。
 印刷方法は、まず家畜改良データバンクのWebサイトのメインメニュー「会員情報」からログイン(※)します(図2の2)。すると、「農家別登録牛情報」ページが表示されます。このページには、その農家で現在飼養中の乳用種牛のリストが表示されます。次に、右上の方にある「繁殖台帳印刷」(図2の3)のボタンを押すと、繁殖台帳印刷の画面が表示されますので、繁殖台帳を作成したい牛を選んで、ご家庭のプリンターで印刷してください。この繁殖台帳には、血統登録牛であれば、名号、生年月日、血統濃度、3代までの血統、遺伝病検査結果が自動的にセットされます。印刷用紙の裏面には授精記録の記録欄を印刷して、両面でご利用ください。
 正しい血統登録を行うためには、日々の繁殖記録を整備しておくことが大切です。是非とも繁殖台帳印刷サービスをご活用ください。
 (登録課・門間)
(※)ログイン時の農場コードは家畜改良センター個体識別部への出生届出(報告)で使用されている電話番号です。パスワードは別途あらかじめ設定されておりますが、地域によって変更されていることがありますので、ご不明の場合は各都府県の日本ホル協支部・承認団体へお問い合わせください。



図1


図2

令和04年01月20日

胚性致死に関する

遺伝子型調査はじまる


 日本ホル恊は、令和4年1月4日より7種類の妊娠中の胚死滅または流産に関連する遺伝子型を確定する調査「胚性致死関連遺伝子型7種類同時(H1〜H7)」の申込受付を開始した。
 日本ホル恊では令和3年8月よりSNP検査から推測されたハプロタイプの遺伝子型情報の提供を開始していたが、妊娠期間中に胚死滅にもたらすHH1からHH5の5種類の遺伝的不良形質に関する情報で、SNP検査である程度の精度で原因遺伝子を推測することができたが、正常/保因を確定するには遺伝子型調査が必要であった。
 これまでは胚死滅に関する遺伝子型調査はHH1の1種類だけであったが、検査を委託している(一社)家畜改良事業団家畜改良技術研究所にて胚死滅に係る7種類の遺伝子型の調査が可能になったことから申込の受付開始となった。
 今後は、胚死滅に関する遺伝子型調査は個別の申し込みは出来ず7種類一括の申し込みになり、それに伴い、HH1の判定の調査は廃止される。

令和04年01月20日

alic G評価値掲載決定

 以前より、日本ホル協の会員等から乳用牛改良増殖推進事業(alic事業)でSNP検査を実施した牛のゲノミック評価値についても、日本ホル協が発行する牛群遺伝情報等に掲載してほしいという要望が多数寄せられていたが、(一社)家畜改良事業団との協議の末、2月公式評価より掲載することが決定した。詳細は支部・承認団体まで問い合わせ願いたい。

令和04年01月20日

新人紹介

総務部経理課 課長 谷野剛史
 11月1日付けで採用され総務部経理課に配属となりました谷野剛史(やのつよし)と申します。
 出身は神奈川県相模原市で、学生時代から現在に至るまで相模原市で過ごしております。
 大学卒業後は監査や経理業務等の会計関係の仕事を中心に行ってきました。監査では様々な業界の企業に伺いましたが、酪農関係につきましてはこれまで縁がなく、入社するまで殆ど知識がありませんでした。これから少しずつ酪農業界について学んでいきたいと考えております。
 現在は総務部経理課で日常の会計処理や決算業務等を担当しております。まだまだ分からに事も多く色々と教えていただく機会も多いと思いますが、協会の仕事の進め方にも早く慣れ、協会内外から信頼されるような会計処理業務を行っていけるよう努力していく所存でおりますので、何卒よろしくお願いいたします。
総務部総務課 黒田由佳
 12月1日付けで採用され、総務部総務課に配属になりました黒田由佳(くろだゆか)と申します。
 前職は東京都内の商工会に18年間勤務しておりました。商工業者の方々の経営支援を行う職場で、経理や労働保険関係事務に従事しておりました。この度、ご縁あり、当協会で総務業務を担当させていただくことになりました。今後は、微力ではございますが、酪農家の方々の経営環境が少しでも改善されるよう、当協会の業務を通じて貢献していくことが出来ればと思っております。
 私の出身は東京都です。多摩地区在住なので、住宅街に溶け込んで酪農を営まれている方が身近です。地元の果物を活用されたジェラートを作られていて、地産地消の新鮮さと美味しさを実感させてくださったり、子どもの遠足の際に、牛とのふれあい体験をさせていただいたりと、たくさん素敵な思い出を地元の酪農家の方からいただいてきました。
 私たちが、毎日、安心安全な美味しい牛乳を飲めるのは、酪農家の皆さまの日々の努力のお陰ということを、当協会で働くことで再認識し、感謝しております。
 これから、少しでも皆さまのお役に立てるよう精進してまいりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。



一般社団法人 日本ホルスタイン登録協会
The Holstein Cattle Association of Japan