令和03年03月20日

自動登録をスムーズに行うために

〜自動登録の現況から〜

 日ホ協では申込方法が簡便な「自動登録」を引き続き推進しており、今年度の都府県における自動登録率(血統登録雌牛のうち自動登録によるものの割合)は70.3%まで増加する見込みです。会員農家の皆様にはご理解ご協力を頂き誠にありがとうございます。
 自動登録は、「出生報告」と「授精報告」をデータの形で日ホ協が受け取り、それらを元に血統登録証明書を発行するという血統登録のやり方です。
 申込書を記入する必要はありませんが、「出生報告」や「授精報告」が間違っていると、血統登録の情報にも誤りが生じることがありますので、報告の際には十分な注意が必要です。
ETなのに誤ってAI登録
 最近増えてきた誤りで、受精卵移植(ET)によって生まれた産子なのに、人工授精(AI)産子として自動登録されてしまったという事例があります。
 誤りの原因には、授精報告の際にETであることを報告せずに、受精卵の種雄牛の略号を報告してしまったというケースが見られます。ETの時の授精報告にはくれぐれもご注意願います。
 自動登録ではET生産牛を血統登録することができません。ET生産牛は、遺伝子型検査による親子判定や受精卵証明書や移植証明書の提出など血統登録するのに必要な事柄があるためです。よって、個別に血統登録申込書の提出が必要です。
 このような血統登録の誤りが判明した場合は、血統登録証明書を回収し一旦登録を取消して、再度ET生産牛としての血統登録申込を頂き、再登録をすることになっております。事務作業上、煩雑な処理になってしまいますので、くれぐれもご注意頂きますようご理解の程お願いします。
希望名号早めに連絡を
 自分の牛に付けたい名号がある時、個別の血統登録では申込書に希望する名号を記入して頂きますが、自動登録では申込書の記入がいらないため、別の方法で希望名号の連絡をお願いしています。
 自動登録は、出生報告から約10日後には血統登録証明書を印刷発行していますので、早めに希望名号の連絡を頂かないと、日ホ協でのシステム上の自動命名によって名号を決めてしまいます。
 最近、希望名号の連絡が遅れてしまうケースが見られるようになってきました。出生報告から1週間以内には連絡をして頂きますよう早めの対応をお願いします。
 連絡方法は、「自動登録実施農家連絡書」という用紙に記入してFAXするなどいくつか方法はありますが、手書きのFAXの場合は「ア」と「マ」、「シ」と「ツ」、「コ」と「ユ」など読み取り間違いが起こりやすいため、分かりやすくはっきりと書いて頂く必要があります。
 また、希望名号の連絡方法で、一番連絡が早くて確実なのが「補足情報報告システム」です。このシステムは自動登録農家限定のサービスで、家畜改良センターの「届出Webシステム」から出生報告すると、続けて希望名号を入力できるというものです。出生報告と同時に希望名号を連絡できますので、確実に血統登録証明書に希望名号を印刷発行することができます。入力手順をご覧頂き、ぜひ利用してみてください。
(事業部・門間)

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令和03年03月20日

乳用種雄牛評価成績 2021−2月

「ハウル」前回3位から首位へ


 (独)家畜改良センターは2月16日、乳用種雄牛評価成績2021-2月評価を公表した。
 今回の評価成績では精液供給可能種雄牛は62頭、新規種雄牛は総合指数(NTP)上位40頭に8頭が入った。
1位「ハウル」
  今回の評価では前回3位のピユアソウル ビジヨン SI ハウル ET(シルバー×マツカチエン)が1位となった。ハウルは2020-8月評価で初登場3位となり、今回の評価で首位となった。本牛は乳器等の体型面、乳脂肪等の成分面、共に優れたバランス型である。
 2位にはレツドスター キングピン サム ET(キングピン×ソクラ)が初登場でランクインを果たし、3位は前回1位のグリーンエンジエル ラークレスト JC スター ET(ジエイシー×フエイスブツク)となった。
新規種雄牛は8頭
 今回の公表で新たに選抜された種雄牛は8頭で、その最高位は2位のサム、次に4位のチヤツプ、9位モント、20位ミスター、23位ラビドリー、24位ジグソー、32位サフアイア、34位モンデイであった。
 トップ40中の父牛別ではモントロスの息子牛が4頭、シルバー、ブツケム、スノーの息子牛がそれぞれ3頭であった。母方祖父牛別ではスーダンが6頭、スーパーステイシヨンが5頭、ブツケムが4頭となっている。

表 乳用種雄牛評価成績2021−2月
(供給可能・国内種雄牛NTPトップ40)-泌乳/得点形質/疾病繁殖成分

令和03年03月20日

乳用牛の
遺伝的能力評価における
変更点

 家畜改良センターは2021−2月評価から後代検定済種雄牛の遺伝ベース並びに中程度が望ましい体型形質の最適なSBVの値を変更すると発表した。
遺伝ベースの変更
 2020-12月評価に実施した雌牛と海外種雄牛の遺伝ベースの変更に続き、後代検定済種雄牛についても遺伝ベースの変更を実施する。
体型形質の最適なSBVの値の変更について
 体型形質(線形形質)の遺伝評価値は、遺伝ベース年生まれの雌牛の評価値の平均値をゼロ、標準偏差を1とした標準化育種価(SBV)で表示されている。体型形質のうち線形スコア1〜9の範囲で審査される線形形質の中には、中程度なスコア(4又は5)が望ましいとされる形質が、7つ(BCS、尻の角度、後肢側望、蹄の角度、前乳頭の配置、後乳頭の配置および前乳頭の長さ)ある。これら7つの線形形質は、SBVがゼロになるように交配種雄牛を選定すれば、生まれてくる雌牛の線形スコアが中程度になると思われるが、遺伝ベース年生まれの雌牛のスコアの平均値が、中程度であるとは限らない。そこで、交配種雄牛選定をしていく際の一助となるように、乳用種雄牛評価成績(赤本)や種雄牛のパンフレット等に掲載されている体型形質のSBVの棒グラフ上に、中程度なスコア5(後乳頭の配置はスコア4)となる最適なSBVの位置に☆印を付している。
 また、これら線形形質は、遺伝的改良が行われることにより、世代が進むにつれて最適なSBVの値が変動する。したがって、遺伝ベースの変更の都度、最適なSBVの値を更新する必要がある。そこで、今回の遺伝ベースの変更に伴い、これら7つの線形形質の最適なSBVの値の変更を行った。
 なお、詳細は同センターのWebサイト(http://www.nlbc.go.jp/)を参照のこと。



一般社団法人 日本ホルスタイン登録協会
The Holstein Cattle Association of Japan