令和03年03月20日

種雄牛「ミミ」最多

海外種雄牛割合60%に迫る

-2020年次 種雄牛別登録状況-

 血統登録された雌牛の父牛として、どのような種雄牛が多く利用されているかを調査し、表にまとめた。
 表1には2020年次に全国で血統登録された雌牛頭数等を示した。登録頭数は21万7901頭で、その父牛数は1601頭を数える。地域別では、北海道が種雄牛1195頭で登録娘牛17万2571頭、都府県の種雄牛は1313頭、登録娘牛4万5330頭であった。また、種雄牛1頭当たりの登録娘牛頭数は、全国で136頭、北海道では144頭、都府県では35頭である。

表1 登録頭数及び登録階層別種雄牛頭数
 国内海外の繋留別では、国内種雄牛697頭による登録娘牛9万3866頭で登録全体の43%、輸入精液などの海外繋留種雄牛は904頭による登録娘牛12万4035頭で登録全体の57%を占め、その割合は昨年より4%上昇した。図1には、過去8年間の海外種雄牛の利用率の推移を示した。海外種雄牛の利用率は2015年以降増加を続けている。また過去には都府県の方が海外種雄牛の利用率が高かったが、2016年以降は逆転して北海道の利用率が上回っている。
 904頭の海外種雄牛を国別に見ると、アメリカが658頭と最も多く9万8239頭の娘牛が登録され、続いてカナダ158頭から1万6881頭、オランダ49頭から6150頭、その他の国で39頭から2765頭の娘牛が登録されている。
 次に種雄牛当たりの娘牛頭数に目を向けると、全国で5000頭以上の登録娘牛をもつ種雄牛は6頭、3000〜4999頭が5頭、1000〜2999頭が45頭、100〜999頭が205頭、99頭未満が1340頭であり、その上位38頭の種雄牛で登録娘牛全体の50%を占めた。

図1 海外種雄牛の利用率の推移
 県別の国内・海外種雄牛の登録娘牛頭数を表2に示し、海外種雄牛の割合を図2に表した。登録雌牛の父牛のうち海外種雄牛の割合をみると、北海道が57.6%、都府県が54.4%と、北海道の割合が高くなっている。県別にみると宮城県、神奈川県、石川県、静岡県、福岡県が70%以上、山梨県が82.2%と一際高い。福井県、三重県、滋賀県、大阪府、広島県、香川県、沖縄県は30%以下と国産種雄牛の利用が盛んである。地区別にみると、九州地区が平均61.6%と全国平均を超えている。

表2 県別の国内種雄牛と海外種雄牛の
登録娘牛頭数と海外種雄牛の割合



図2 2020年次における登録雌牛に対する海外種雄牛割合
 表3には2020年次の登録娘牛を多く持つ種雄牛を北海道と都府県に分けて示した。北海道では昨年11位だったミミが、登録娘牛7356頭でトップとなった。2位は前年5位のコスモポリス、3位はドロリツチ、4位はルビコン、5位は前年1位のキユートマンの順。
 都府県では昨年3位だったアリーが登録娘牛1866頭で1位、2位には昨年26位だったミミがランクインした。3位はエモーシヨン、4位コスモポリス、5位キユートマンであった。
 因みに、全国集計では1位ミミ、2位コスモポリス、3位ドロリツチの順となる。

表3 登録娘牛を多く持つ種雄牛
(令和2年1月〜令和2年12月、北海道・都府県)

令和03年03月20日

登録頭数1位

群馬県・(有)品川牧場

-2020年次 都府県登録状況-


 令和2年1月〜12月に都府県で血統登録された雌牛について、日ホ協の会員別に登録頭数をとりまとめた。都府県で昨年1年間に血統登録された雌牛は4万5330頭で前年より2175頭と大幅に減少した。また血統登録を行った酪農家戸数は3483戸で前年より133戸減少したが、酪農家1戸あたりの血統登録頭数は前年との大きな差はなく、13.0頭となった。
4年振りに登録頭数減少
 表1には最近7年間の登録頭数と登録実施農家戸数の推移を示した。酪農家戸数の減少傾向は変わらないながらも、ここ数年は登録頭数の増加が続いていたが、コロナ禍の影響からか昨年の登録頭数は減少した。

表1 登録頭数と登録実施戸数の推移(都府県)
 表2に昨年1年間に70頭以上の血統登録を実施した会員を示した。集計では家族会員などは1つにまとめて、登録頭数の多い会員名で表示した。
 登録頭数の最も多かった会員は、(有)品川牧場(群馬県)で619頭であった。一昨年首位に返り咲いてから2年連続の首位獲得となった。
 2位は(有)PIONEER FARM(茨城県)の372頭。一昨年は7位だったが、登録頭数を約1.5倍に伸ばし、一躍2位へと躍り出た。
 3位は前回と同じく(有)ロマンチツクデーリィファーム(群馬県)の323頭。一昨年よりも登録頭数は少し減少したが、それでも3位を死守した結果となった。
 4位野村栄一さん(茨城県)315頭、5位(株)みんなの牧場(鳥取県)269頭、6位小岩井農場(岩手県)252頭、7位(有)むらかみ牧場(熊本県)238頭、8位山中誠さん(岡山県)225頭、9位中川秀夫さん(岩手県)224頭、10位古川牧場(株)(群馬県)205頭と続き、上位10会員が年間200頭以上を登録した。
 以下、(独)家畜改良センター(福島県)、原田正隆さん(徳島県)、吉野藤彦(群馬県)、(株)マルニトータルサービス(千葉県)、雪割牧場(有)(福島県)、(株)竹信牧場(岡山県)、(有)阿部牧場(熊本県)、(有)バイオトラスト軽井沢牧場(群馬県)、(株)ブッシュクローバーズ(鳥取県)、(株)フェリスラテ(福島県)、(有)安曇野牧場(長野県)、伊藤行さん(栃木県)、本多昌仁さん(愛知県)、(有)江藤牧場(大分県)、(株)西ハルナファーム古賀良牧場(群馬県)、ITOU牧場(株)(愛知県)、(株)赤羽根PVファーム(愛知県)、宮沢智浩さん(茨城県)、(株)こはら(岡山県)の計29戸が昨年1年間で100頭以上を登録した。
 今回とりまとめた年間70頭以上の登録を行った54農家の内、8割以上の46農家が自動登録を実施している(表中、*を表示)。
 多頭数飼養農家では申込書不要、料金割引、登録洩れの防止、移動料無料など、メリットが大きい自動登録を今後も活用していただきたい。

表2 70頭以上の登録を実施した会員(2020年都府県)

令和03年03月20日

令和3年度審査日程


令和3年度審査日程



一般社団法人 日本ホルスタイン登録協会
The Holstein Cattle Association of Japan