令和02年09月20日

高村会長を再選

日本ジャージー登録協会

第64回通常総会を開く

 日本ジャージー登録協会(高村祝次会長)は去る7月3日、東京都中野区・日本ホルスタイン会館において、第75回理事会並びに第64回通常総会を、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、書面決議により開催した。理事会では、任期満了に伴う役員改選に向けた役員定数と配分について協議した。通常総会では昨年度の事業報告と収支決算報告、本年度の事業計画案と収支予算案などを承認した。さらに、任期満了に伴う役員の改選、正副会長の互選が行われた。
第15回全共中止 役員定数配分の変更
 まず、理事会の報告事項として、第15回全日本ホルスタイン共進会の中止の報告があった。10月31日から11月2日の3日間、宮崎県都城市で開催予定であった第15回全共について、新型コロナウイルス感染症の終息が見えないことから、日本ホル協では6月11日の臨時理事会で第15回全共の延期ではなく中止を決定した。
協議事項では、任期満了に伴う役員改選に向け、役員定数と配分の変更について事務局から提案があった。役員配分の地区別割について、四国地区を近畿中国地区に含める役員定数に変更することについて協議し、異議なく承認された。
 一方、通常総会では令和元年度事業報告並びに同収支決算報告、令和2年度事業計画案並びに同収支予算案は、原案のとおり承認された。
さらに任期満了に伴う役員の改選、正副会長の互選が行われ、次の方々が選ばれた。任期は3年。
任期満了に伴う役員の改選
 (敬称略)
会長 
 高村祝次(熊本県)
副会長
 加藤賢一(北海道)
常任理事
 栗田 純(東京都)
理事
 東山佑介(北海道)
 土田雄一(秋田県)
 須山哲男(群馬県)
 市村堅吉(山梨県)
 長恒 充(岡山県)
監事
 松川美雄(岩手県)
 丸山昭博(岡山県)
振興協議会 総会開く
 また、全国のジャージー酪農団体等で組織する全国ジャージー酪農振興協議会(加藤賢一委員長)も同日、委員会と総会を開催し、全ての議案が承認された。
 併せて、任期満了に伴う役員の改選が行われ、委員長に加藤賢一氏(北海道)、副委員長に高村祝次氏(熊本県)が選ばれた。任期は3年。

  令和02年09月20日

8年連続首位獲得

佐賀 古川豪樹さん

令和元年度審査成績優秀牛群

 日本ホル協では、審査頭数によって10〜29頭、30〜49頭、50頭以上の3クラスに分け、それぞれ平均体型偏差値の上位10牛群計30農家を表彰した。
 表彰にあたり50頭以上クラスを除き、受検率70%以上が表彰条件となっている。
 審査頭数10〜29頭クラスでは30戸が対象となり、その中で昨年度3位であった県立島原農業高校(長崎県)が審査頭数15頭(受検率75.0%)、平均得点87.9点、平均体型偏差値166.0で第1位を獲得した。
 審査頭数30〜49頭クラスでは21戸が対象となり、その中で古川豪樹さん(佐賀県)が、審査頭数38頭(受検率77.5%)、平均得点87.1点、平均体型偏差値162.9であった。古川豪樹さんはこの部門では平成24年度から8年連続してのトップ獲得となった。
 審査頭数50頭以上クラスでは33戸が対象となり、その中で昨年度2位だった釘田武さん(鹿児島県)が審査頭数50頭(受検率73.5%)、平均得点86.0点、平均体型偏差値149.8で第1位に輝いた。
令和元年度の審査成績優秀牛群表彰農家を紹介したが、表彰者個々の改良意欲の高さと、日々の管理技術の向上に取り組む姿勢に敬意を表するとともに、今後のさらなる発展に期待したい。

令和元年度審査成績優秀牛群表彰農家

 令和02年09月20日

都府県記録更新

熊本 (株)荒木牧場

令和元年度都府県年型別検定優秀牛

 令和元年度都府県での検定成績優秀牛として、表に延べ32頭をまとめた。昨年度は日本記録の更新は無かったものの、都府県記録の更新2つ(表中、名号前の*印)を含め、多くの優れた成績が記録された。
乳量・乳脂量で都府県記録更新
 都府県記録を更新したのは、(株)荒木牧場(熊本県)所有牛の「ホームステツド F スパークリング プラン ツー」で、2年半型365日検定の乳量・乳脂量ともに都府県記録を更新した。乳量は1万9399`、乳脂量は760`だった。
優秀牛最多所有者は改良センター
 優秀牛の所有者に目を向けると、(独)家畜改良センター所有牛が8部門、次いで、五味英介さんの所有牛が7部門、(株)荒木牧場所有牛が3部門でトップとなる優秀な成績を収めている。

令和元年度検定成績優秀牛(都府県、上段:乳量、下段:乳脂量)

  令和02年09月20日

退職のご挨拶

薄田正之

 私は1955年富山県黒四ダムで有名な立山町で生まれ、子供の頃は、NHKが平日毎朝放送していた「明るい農村」を視聴するのが楽しみであった。今でも思い出すのは、1966年福島県で開催の第4回全日本ホルスタイン共進会と1970年愛知県で開催された、第5回全日本ホルスタイン共進会の映像だ。第5回の放送では、枡田審査委員長と平沢審査委員が、乳牛の見方を説明されていたことを思い出す。
 私は1974年4月に、ホルスタイン登録協会に入会することになった。「日本ホルスタイン会館」の1階外には直径1mもあろうかと思うピカピカの鼻管を模したエンブレム、内階段には白と黒の乳牛の斑紋をデザインしたタイルが貼ってあり、趣向を凝らした作りに驚いた。会館2階中央は、全ての出入り口を鉄扉で戸締りする堅牢な作りの登録原簿保管庫があった。協会が管理していた登録原簿は戦時下でも焼失を免れるため、空襲の中でも先輩の方々が大切に管理されたと説明を受けた(余談だが、海外では戦争で登録原簿を焼失した国もあるとのこと)。協会に入会し、テレビで見た平沢審査委員にお会いした時は感慨深いものを感じた。また、この保管庫の整理に係るとは夢にも思わなかった。
 入会2年目、牛群検定事業のスタートとともに家畜改良事業団に出向し、コンピュータプログラムの開発に携わることになった。出向期間は1年間だったが、2012年までの35年間プログラム開発に係った。自身が開発したシステムで、おおよそ250万頭以上の都府県部の血統登録に係ることができた。鉄扉で大切に管理されていた登録原簿の一部は移設したが、殆どはコンピュータに移行し、大量の情報を管理できるシステムの開発を行い、整理することに係ることができた。今、原簿保管庫はテナントに貸し出している。
 システム開発では、血統登録証明書の発行に加え、今は廃止となった血統情報の発行、会員の方々の住所、氏名及び所属組合の漢字化と会員コードの設定、登録簿の検索、家畜改良体制整備事業、優秀雌牛の検索事業、遺伝子型検査、登録申込牛の自動命名、移動証明欄追記の廃止、家畜個体識別システム開発事業、その他、各種の集計業務などに係った。システム開発と言っても先輩にはコンピュータのプログラム開発と操作をした人はなく、コンピュータの更新も5度に及び、いつも先駆者として携わって帰宅時間も遅くなることも屡だった。また、システム開発以外で、私程、役員会の議事録を作成した人物はいない。どんなに忙しくても入会以来、仕事、指示を断ったことは一度もない。役付きになっても帰宅は22時過ぎが多く、土、日曜日のいずれかは出勤するのは日常茶飯事。大変であったが今振り返ると金の思い出となっている。
 入会2年目からコンピュータのシステムの開発に係ったが、多くの方に支えて頂いた。システムの開発も一人でできるわけではない。古くは会員の漢字化、また、耳標一斉装着時は個体識別番号10桁と登録番号の結び付けの作業が生じ、酪農家の方々、登録委員並びに支部・承認団体の担当者の方々に多大なるご協力を頂いた。心から感謝申し上げたい。以前は登録といえば斑紋の採取が必須であったが、今は登録牛の6割近くが耳標番号による自動登録。システム開発に携わったものとして、自動登録が今後ますます普及することを願ってやまない。
 1990年第18回アメリカ・カナダ改良研修視察に随行した。ウィスコンシン州はマジソンのデーリィエキスポセンターで開催された共進会を見学した。共進会最終日に観客席メインスタンドで、大観衆を前に私の紹介があった。通訳を通し、その年に日本でも5年に1回開催される全日本ホルスタイン共進会が熊本県で開催されることを紹介した。少しばかりオーバーアクションで手を振り大喝采を頂いた。会場内を歩いても握手を求められたことが今も忘れられない。
 また、登録規程を英訳された上司からは数々の箴言を頂いた。社会人として3Gが大切と勧められた。3Gとは何かと聞いたところ、語学、ゴルフ並びに囲碁だとのこと。語学の勉強会は毎週月曜日のお昼に行われ、JapanTimesの翻訳に参加した。あたかもネイティブスピーカーのように発音までチェックされていたのには驚いた。囲碁は、プログラム開発者にとっては思考回路が整理でき良いとのことで、囲碁プログラムの開発を勧められた。今にいう人工知能、AIのことだった。ゴルフは今でも続いており数百ラウンドプレーした。囲碁もゴルフもより精進し高みを目指したい。
 最後に、2014年にガンに罹患していることが判明し手術を受けた。幸い再発もなく今日に至っているが、手術は体力を奪い日常生活に戻るには時間を要した。今後は健康に留意し、自然を相手に野菜や果樹の栽培とライフワークのことに時間を掛け人生を楽しみたい。
 46年間もの長きに渡り大変お世話になりありがとうございました。

  令和02年09月20日

ジャージー酪農振興協議会




一般社団法人 日本ホルスタイン登録協会
The Holstein Cattle Association of Japan