令和02年03月20日

群馬県 (有)品川牧場

首位に返り咲く

-2019年次 都府県登録状況-

 平成31年1月〜令和元年12月に都府県で血統登録された雌牛について、当協会の会員別に登録頭数をとりまとめた。都府県で昨年1年間に血統登録された雌牛は4万7505頭で前年より1694頭と大幅に増加した。また血統登録を行った酪農家戸数は3616戸で前年より233戸減少したが、酪農家1戸あたりの血統登録頭数は前年よりも1.2頭増加し13.1頭となった。
 表1には最近7年間の登録頭数と登録実施農家戸数の推移を示した。酪農家戸数の減少傾向は変わらないが、ここ数年は登録頭数の増加が続いており、血統登録事業の堅調な実施が伺える。
 表2に昨年1年間に70頭以上の血統登録を実施した会員を示した。集計では家族会員などは1つにまとめて、登録頭数の多い会員名で表示した。
 登録頭数の最も多かった会員は、(有)品川牧場(群馬県)で889頭であった。例年首位にあったのが一昨年は5位と一時落ち込んだが、昨年は2位以下に大差をつけて盛り返した。
 2位は(株)みんなの牧場(鳥取県)の472頭。2019年春より自動登録を開始し、2位へと躍り出た。
 3位は昨年と同じく(有)ロマンチツクデーリィファーム(群馬県)の384頭。登録頭数は年々増加傾向にあり、昨年の登録頭数は一昨年より2割以上も増えている。4位小岩井農場(岩手県)383頭、5位中上秀夫さん(岩手県)316頭、6位野村栄一さん(茨城県)284頭、7位(有)PIONEER FARM(茨城県)250頭、8位古川牧場(株)(群馬県)241頭、9位(株)マルニトータルサービス(千葉県)211頭、10位山中誠さん(岡山県)208頭と続き、上位10会員が年間200頭以上を登録した。
 以下、(株)竹信牧場(岡山県)、全農笠間乳肉牛研究所(茨城県)、(独)家畜改良センター(福島県)、(有)アグリファイン(岩手県)、(株)フェリスラテ(福島県)、(株)チェスナットファーム(茨城県)、吉野藤彦(群馬県)、伊藤行(栃木県)、雪割牧場(有)(福島県)、(株)クリスタルフラワー(静岡県)、(有)ツバヌキ牧場(鳥取県)、(有)バイオトラスト軽井沢牧場(群馬県)、(有)安曇野牧場(長野県)、(有)阿部牧場(熊本県)、沖之須牧場(株)(静岡県)、(有)幸鷹牧場(熊本県)、(有)西ハルナファーム古賀良牧場(群馬県)、ITOU牧場(株)(愛知県)、(有)KC牧場(群馬県)、(株)こはら(岡山県)、宮沢智浩(茨城県)、(有)小笠原牧場(愛知県)の計32戸が年間100頭以上を登録した。
 今回とりまとめた年間70頭以上の登録を行った62農家の内、8割以上の51農家が自動登録を実施している(表中、*を表示)。
 多頭数飼養農家では申込書不要、料金割引、登録洩れの防止、移動料無料など、メリットが大きい自動登録を今後も活用していただきたい。
 
表1 登録頭数と登録実施戸数の推移(都府県)
 
表2 70頭以上の登録を実施した会員(2019年都府県)

  令和02年03月20日

「キユートマン」が最多

〜2019年次種雄牛別登録状況〜

 血統登録された雌牛の父牛として、どのような種雄牛が多く利用されているかを調べてみた。
 表1には2019年次に全国で血統登録された雌牛頭数等を示した。その頭数は22万3837頭で、その父牛数は1754頭を数える。地域別では、北海道が種雄牛1281頭で登録娘牛17万6332頭、都府県の種雄牛は1423頭、登録娘牛4万7505頭であった。また、種雄牛1頭当たりの登録娘牛頭数は、全国で128頭、北海道では138頭、都府県では33頭である。
 国内海外の繋留別では、国内種雄牛775頭による登録娘牛10万4299頭で登録全体の47%、輸入精液などの海外繋留種雄牛は979頭による登録娘牛11万9538頭で登録全体の53%を占め、その割合は昨年とほぼ同値である。図1には、過去8年間の海外種雄牛の利用率の推移を示した。海外種雄牛の利用率は2015年以降増加を続けている。また過去には都府県の方が海外種雄牛の利用率が高かったが、2016年以降は逆転して北海道の利用率が上回っている。
 979頭の海外種雄牛を国別に見ると、アメリカが685頭と最も多く9万3846頭の娘牛が登録され、続いてカナダ176頭から1万5010頭、オランダ39頭から6164頭、その他の国で79頭から4518頭の娘牛が登録されている。
 次に種雄牛当たりの娘牛頭数に目を向けると、全国で5000頭以上の登録娘牛をもつ種雄牛は5頭、3000〜4999頭が10頭、1000〜2999頭が33頭、100〜999頭が216頭、99頭未満が1490頭であり、その上位35頭の種雄牛で登録娘牛全体の50%を占めた。
 県別の国内・海外種雄牛の登録娘牛頭数を表2に示し、海外種雄牛の割合を図2に表した。登録雌牛の父牛のうち海外種雄牛の割合をみると、北海道が53.4%、都府県が52.8%とほぼ同値で、わずかに北海道の平均が高くなっている。県別にみると宮城県、石川県、山梨県、京都府、佐賀県が70%以上、神奈川県が80%と一際高い。反対に福井県、三重県、滋賀県、大阪府、岡山県、沖縄県は30%以下と国産種雄牛の登録雌牛が多かった。地区別にみると、九州地区が平均60%と唯一全国平均を超えている。
 表3には2019年次の登録娘牛を多く持つ種雄牛を北海道と都府県に分けて示した。北海道では昨年23位だったキユートマンが、登録娘牛8339頭でトップとなった。2位は前年2位のエクリプス、3位は前年1位のパリツシユ、4位はジヨージア、5位はコスモポリスの順。 
 都府県ではエモーシヨンが登録娘牛2627頭で1位、2位がジヨージアと前年と変わらぬ順位である。3位はアリー、4位パリツシユ、5位キユートマンであった。
 因みに、全国集計では1位キユートマン、2位ジヨージア、3位パリツシユの順となる。

表1 登録雌牛頭数及び登録階層別種雄牛頭数
(2019年1月〜12月、北海道都道府県) 

表2 県別の国内種雄牛と海外種雄牛の登録娘牛頭数と海外種雄牛の割合
 
表3 登録娘牛を多く持つ種雄牛(2019年1月〜12月、北海道・都府県)
 
図1 海外種雄牛の利用率の推移
 
図2 2019年次における登録雌牛に対する海外種雄牛割合

  令和02年03月20日

第15回全共実行委員会

第六回 全共通信

全共対策室長 池田 泰男

 6回目を迎えた今回は、共進会ゾーンに隣接した宮崎県家畜商商業協同組合で開催される「酪農資材器具展・技術交流会ゾーン」についてご紹介します。
 ここでは、酪農経営や酪農生産業を、様々な角度から支える最新の酪農関連資材機器(飼料、肥料、種苗、動物医薬品等)、酪農関連情報、技術資料の展示・配布を行います。
 出展については、広く公募し、最終的には226小間74店舗で展開されます。内容は多種多様で、搾乳ロボットやトラクター等の作業機械をはじめ、飼料、サプリメント、堆肥関係、ゲノムや性選別精液の活用など、最先端の技術や機械について、専門家が分かりやすく解説してくれますので、是非お越しください。
 また、同じ会場のセリ場(牛を競売にかける場所)では、10月30日から11月1日までの3日間、セミナーを開催します。ここでは、酪農の祭典に沿ったテーマとし、多くの若い方々に向けた酪農・畜産に関する話題提供等酪農・畜産に興味をもっていただける内容としています。約1時間のセミナーを1日5題、3日間で15題を予定しています。参加は無料となりますが、会場の入場数に限りがありますので、事前に申し込みを受け付ける予定なので、改めてご案内申し上げます。こちらにも是非ご参加をお願います。
 最後に、先月号でもお知らせしましたが、3月1日から、全共会場となる都城地域家畜市場に事務所を構えました。また、実行委員会のメンバーも益田委員(都城市役所・吉住委員の後任)、谷口委員(女性・経済連)、東口委員(女性・派遣)が加わり、9名体制となりました。
 


一般社団法人 日本ホルスタイン登録協会
The Holstein Cattle Association of Japan