令和02年03月20日

登録の状況

自動登録が7割に迫る

-日本ホル協 事業部-

 令和元年度(令和2年1月末現在)の都府県の血統登録雌牛申込頭数は、3万8679頭と前年同期と比較して1328頭、率にして3.6%の増加となりました。
 高齢化および後継者不足などによる酪農家戸数の減少や乳用牛頭数の減少など、酪農情勢を取り巻く情勢は変わらず厳しい状況です。現在、国および都道府県の行政及び酪農団体では生産基盤確保のため、性選別精液の利用に対する事業を取り組んでおり、年々性選別精液の普及率は増えています。農林水産省が発表する畜産統計を見ると、乳用未経産牛については平成30年度より1万頭増えています。性選別精液で生産された未経産牛の頭数が増え、それが血統登録の増加に繋がったものと考えられます。また、性選別精液の利用だけではなく、牛群検定事業や新しい育種選抜であるゲノミック評価を活用することにより、遺伝的に優秀な後継牛を生産できることから、年々SNP検査も増えています。性選別精液の利用増加、ゲノミック評価の活用の成果が出てきているのではないでしょうか。
血統登録3年連続増加
 表1には都府県別の血統登録をはじめ各種申込み頭数並びに会費納入件数を示しました。
 血統登録について、特に群馬県は799頭と都府県の中では一番増加し、次に鳥取県487頭、熊本県318頭と大幅な増となりました。この他にも福岡県268頭、千葉県208頭、静岡県161頭、茨城県158頭、福島県132頭と、計8県が前年度よりも3桁の増加となりました。これは積極的な登録推進をしていただいた結果であり、関係者の皆様には厚くお礼申し上げます。8県の他にも前年度よりも増加した県は14県でした。一方、登録推進時期などの諸事情により、神奈川県298頭、愛知県193頭、鹿児島県158頭、新潟県134頭、山梨県107頭と5県が前年度から大幅な減少となりました。登録推進だけでなく酪農家の廃業等もあるかと思いますが、3月末までの申込み状況を注視したいと思います。
 表2は年次別の血統登録頭数と飼養頭数の推移を示しました。血統登録頭数は性選別精液の利用等により、平成28年度から少しずつ増加してきて、今年次は6年前の平成25年の4万7346頭を超えました。今後も更なる登録頭数の増加に対して、酪農家の皆様のご理解ご協力をお願い申し上げるとともに、当協会も努力してまいります。
自動登録が68%超え
 登録申込別でみると、自動登録の申込頭数は2万6348頭で全体の68.1%、前年比2.8ポイント増加しました。年々自動登録に切り替える会員が増えてきていることから、来年度には7割になっていることを期待したいと思います。
 自動登録実施状況ですが、岩手県+10戸、熊本県+10戸、福岡県+8戸と前年度よりも増加しました。しかしながら、17の県44戸において廃業等の理由から自動登録を中止しています。当協会では、これからも自動登録の普及推進に努めてまいります。また、各県において自動登録についての研修会を開催することがありましたら、必要に応じて担当職員を派遣いたしますので、その際には当協会にお問い合わせください。
 なお、今年度の自動登録農家戸数は1967戸(開始87戸・中止44戸)で、前年と比べて43戸増加しました。
移動証明は減少
 表1の移動証明申込み件数について、現在2千541頭で、前年同期比で225頭の減少となっております。
 自動登録は移動証明をする必要がありません。通常、他農場から牛を導入した際には、移動証明の申込みをして所有者を変更する必要がありますが、自動登録では家畜改良センターに転出・転入報告をすることで所有者名義は移動した農家となり、当協会では登録原簿上の移動を完了させています。当協会では自動登録の推進をしています。自動登録が増えれば移動証明が減ることになりますが、個別登録農家については所有者の変更に伴う移動証明申込みが必要ですので、引き続きご理解ご協力のほどよろしくお願いします。
会費は減少
 最後に会費納入件数を表1に示しました。1月末現在で4千904戸の方から会費を納入いただいており、前年と比較すると99戸減となりました。会費の対応方法については、各県対応は違うと思いますので、単に酪農家戸数の減少とは捉えず、3月末まで動向を注視したいと思います。
 
表1 各種登録等申込み状況(H31.4.1〜R1.1.31)
 
表2 血統登録頭数と飼養頭数の推移

  令和02年03月20日

出生報告と同時に希望名号を

ネット入力しませんか?

〜自動登録の現況から〜

 当協会で普及推進している「自動登録」は、各地域担当者のご尽力により会員農家のご理解を頂きながら徐々に実施農家が増えていき、今年度の都府県における自動登録率(血統登録された雌牛のうち自動登録によるものの割合)は68%まで増加する見込みです。
自動登録は全頭登録
 自動登録は飼養している乳用種雌牛(ジャージー種やブラウンスイス種などを含む)の全頭の血統登録を条件として実施しています。農家からの「出生報告」と「授精報告」をデータの形で当協会が受け取り、それらを元に血統登録証明書を発行するという血統登録のやり方です。
 申込書を記入する必要がないので、申込手続の手間や時間がかからずに血統登録を行うことができます。また登録料金は通常よりも500円ほど割引しています。
希望名号をつけたい時は?
 農家さんから「自動登録を始める前までは申込書に希望する名号を記入していたけど、申込書が要らない自動登録ではどのように名号をつければ良いか」というご質問を受けることがあります。
 「自動登録実施農家連絡書」という用紙に記入してFAXするなどいくつか方法はありますが、一番お勧めしたいのは、「補足情報報告システム」を利用する方法です。
 このシステムは自動登録農家限定のサービスで、家畜改良センターの「届出Webシステム」から出生報告すると、続けて希望名号を入力できるというものです。当協会ではここで入力された希望名号を命名して血統登録証明書を発行しています。
 特にお勧めしたいのは飼養頭数が多くて希望名号をつけたい自動登録農家の方です。連絡書に手書きで記入してFAXするよりも、このシステムで入力する方が手間はかかりません。現状のシステムでは最大50頭まで一括して入力が可能です。
 上記の入力手順をご覧いただき、ぜひ利用してみてください。

補足情報報告システムリーフレット

令和02年03月20日

全共を写真で振り返る11


令和02年03月20日

第15回全共

九州・沖縄ブロック大会まで

 


一般社団法人 日本ホルスタイン登録協会
The Holstein Cattle Association of Japan