令和元年09月20日

令和元年度 登録委員研修会

Webシステムの活用を


 去る7月下旬から8月上旬にかけて、登録委員を対象とした地区別登録委員研修会を開催しました。今年度は東北地区(福島県)、中部・北陸地区(三重県)、近畿地区(奈良県)、中国・四国地区(高知県)、九州地区(鹿児島県)の5地区で151名が参加。研修内容のうち、Webシステムの講演と事務研修の概要をお伝えします。
更に便利に近交情報システムWeb 
複数端末で情報を管理
 前年の10月より全国で利用可能となった「近交情報システムWeb」は、スマートフォンやタブレットから、全国の雌牛と供用可能種雄牛との間に生まれる産子の近交係数を検索できるシステムである。利用申し込み、使用料は共に不要で、ネット環境さえあればシステムは自由に利用できる。検索対象の種雄牛は国内種雄牛だけでなく、輸入精液や後検候補牛等を含め、約700頭と幅広い。ホルスタイン種の他に、ジャージー種とブラウンスイス種の検索も可能である。
 操作方法は以下の通り。トップ画面の「農家選択」で農家コードを入力し、「種雄牛選択」で対象種雄牛を選択する。「雌牛選択」には農場の在籍雌牛一覧が表示されるので、対象の雌牛を選択すれば、先に選択した種雄牛との近交情報が表示される。一度登録した農家コードや種雄牛は端末に保存されるので、2回目以降は「雌牛選択」だけで近交情報を得る事ができる。
 近交情報の確認画面には近交係数だけでなく、種雄牛のNTPや乳代効果も表示される。

新機能紹介
 リリース以降、好評を博している本システムであるが、利便性の向上のために新しい機能を追加した。新機能は他機種とのリンク機能である。リンク機能とは、農家情報や種雄牛の選択などの設定情報を別の端末と共有出来る機能であり、パソコンで設定した内容をスマートフォンでも利用可能になった。例えば、700頭を超える種雄牛から利用したい種雄牛達を選択することはスマートフォンよりもパソコンが向いており、パソコンで種雄牛を選択して、スマートフォンで近交情報を確認するといったことができる。リンク機能の詳しい使用方法は日本ホル協Webサイトを参照されたい。

                   
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             近交情報システムWebはこちらから
情報満載 登録情報活用システム
Web利用でペーパーレスに
 平成31年4月から開設されたRIUS(ライアス)は、スマートフォンやパソコンでWeb上にある個々の血統能力証明書(検定成績)を閲覧・印刷できるほか、証明書に表示しきれなかった血統情報や歴代の審査成績、最新の評価情報といった関連情報も参照できるシステムである。
 RIUSを利用するためには血統能力証明書(検定成績)の自動継続を申し込む必要があり、自動継続とは牛群検定に加入しており、毎年継続して検定期間終了牛の検定成績証明を発行するものである。
 RIUSを利用することで、さまざまな情報をスマートフォンやパソコンで閲覧可能になり、利便性が向上する。また、「証明書が必要なのに見つからない!」「枚数が多すぎて管理できない!」というようなことを解消して、情報の整理が簡単になる。
 4月以降、自動継続実施農家は、血統能力証明書の印刷・送付は原則として省略している。RIUSでは、血統能力証明書の閲覧だけでなく、PDFとしてダウンロードすることができ、必要に応じて印刷が可能だ。ただし、充分なインターネット環境が整備されていない農家がまだ多いことから、申込農家の希望により当分の間は印刷発行にも対応している。また、印刷省略に伴い、毎回、証明した検定成績を一覧にした「血統能力証明書」を新たに発行している。
 この機会に検定成績証明の自動継続の申し込みを検討しては如何だろうか。

                   
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血統能力証明書の例
書類のチェックポイントをおさらい
防ごう! 事故照会
 最近の血統登録申し込みにおいて、書類の記入漏れがあるために血統登録証明書が発行できずに、事故照会となってしまうケースが特に増えてきています。この現状を踏まえて、研修会では申込書の書き方や授精証明書の記載確認など、基本に立ち返った内容を中心に研修を行いました。研修会に参加できなかった登録委員の皆様には今一度、次の注意点@〜Bについてご確認願います。
 
  • @ 申込書の書き方
     申込書は、該当する項目全てを記入する(申込書の記入例参照)。また、申込牛が家畜改良センターへ出生報告が出ているか、母牛が導入牛の場合は移動証明が済んでいるかなど確認が必要。
  • A 授精証明書の記載
     申込書に添付する授精証明書は、全ての項目が記載されているかどうかを確認する。また、ET生産牛を血統登録する場合に必要な受精卵証明書や受精卵移植証明書についても、記載内容の漏れがないかを確認する。
  • B 授精証明書の省略
     血統登録申し込みの際には授精証明書の原本の添付が必要だが、次の場合は授精証明書の添付を省略できる。
     ・自家授精の場合
     ・授精した家畜人工授精師(又は獣医師)と登録委員が同一人物、もしくは同一所属団体の場合
     ただし、授精証明書を省略するときは、申込書の左下欄にある枠内の必要項目を記入すること。

正しい登録のために
 遺伝評価値や近交係数などの牛群改良のための情報は、血統登録のデータを利用して計算されているため、血統情報は正しいものでなくてはなりません。当協会では血統登録の申込書や授精証明書等の内容から血統に矛盾がないかをチェックしています。そのためには不備のない書類であることが必要ですので、ご理解のほどをよろしくお願い申し上げます。


血統登録申込書 記入例


授精証明書 記入例

令和元年09月20日

検定成績優秀牛

-都府県 令和元年8月 証明分F偏差値-
 


検定成績優秀牛(都府県 令和元年8月証明分F偏差値)


一般社団法人 日本ホルスタイン登録協会
The Holstein Cattle Association of Japan