平成31年03月20日

E制度開始から2年

130頭がEX更新


審査頭数は通年ベースの実績
 平成30年度の都府県におけるホルスタイン種の牛群審査は、44都府県で9460頭を実施し、前年より272頭の減少となった。過去5年間の実績を比較すると、27年度の9916頭が最も多く、第14回全日本ホルスタイン共進会北海道大会が開催されたことが頭数増加の要因と考えられる。また、過去5年間の平均審査頭数9532頭と比較すると、今年度の審査頭数は概ね通年ベースの実績であった。
 一方、家畜改良推進事業に係わる体型調査は、44都府県それぞれの審査日程で実施し、平成31年2月15日現在(途中経過)の実績で、6859頭となり昨年より1097頭減少した。同様に、歩様調査は2889頭で昨年より1721頭増加したが、昨年は後期日程から開始したこともあり、そもそもの計画頭数が少なかったため、本年の実績が増加したものである。
 なお、体型調査・歩様調査ともに数県の日程が残っているので、これらの県で計画頭数達成に向け調査を実施する予定。
 また、ジャージー種では126頭(前年104頭)であった。
 今年度は審査得点90点以上(EX=エクセレント)に評価された雌牛はホル種が過去最多の400頭、ジャ種1頭となった。
審査受検頭数
1位に熊本、2位に岩手
 都府県別審査頭数では、熊本県が1101頭で昨年1位だった岩手県の1007頭を超え本年第1位に輝いた。次いで、3位栃木県700頭、4位群馬県675頭、5位千葉県514頭の順であった。なお、上位5県の審査頭数は都府県の42%を占め、昨年より1%上昇した。
 一方、後代検定の体型調査では、事業費ならびに調査頭数枠が削減されるなか、各都府県に年間の計画頭数を割り当てて実施しているので、一概に実績の大小で優劣がつくものではないが、各都府県の協力により1283戸を巡回し、後代検定材料娘牛2340頭、同期牛4519頭、計6859頭の体型データを収集した。同様に、歩様調査では都府県351戸を巡回し、2889頭の歩様データを収集した。
後期EX頭数
ホル240頭
 平成30年度後期の都府県における審査でEXに評価された雌牛一覧を示した。なお、前期・後期を合わせた県別では、熊本県の41頭(昨年2位)が最も多く、次いで群馬県の40頭(昨年3位)岩手県33頭(昨年1位)栃木県32頭と続き、過去最多の400頭となった。このうちE制度により評価されたEX牛が130頭であった。産次を重ねても、なお素晴らしい体型を維持させている管理技術の高さが伺える。
 30年度は前期後期含め94点1頭、93点5頭が高得点牛の確認審査対象となり、後日、別の審査委員の確認によりそれぞれが認定された。
 また、後期で初EXが誕生した牧場は、ホル種で宮城県・荒修氏、千葉県・茂原樟陽高校、東京都・大木聡氏、長野県・城田正雄氏、同県・吉澤鷹浩氏、愛知県・前田好賛氏、同県・高部宏生氏、鹿児島県・横川将司氏。長年に渡り続けてきた努力が改良の成果として現れたもので、今後の更なる活躍を期待したい。


平成30年度 後期都府県における90点以上の雌牛(10月〜2月)


一般社団法人 日本ホルスタイン登録協会
The Holstein Cattle Association of Japan