平成30年09月20日

近交情報システムWeb


  10月より全国版が利用可能に
 日ホル協では近親交配を避けるために様々な情報を提供している。審査受検時に配布する「近交回避リスト」やインターネットを利用した家畜改良データーバンクの近交回避情報がある。
平成30年10月1日よりスマートフォンでの利用を想定した新たなサービス「近交情報システムWeb」を開始するので紹介したい。

 平成29年3月より北海道内で先行リリースされていた近交情報システムWeb(図1)が平成30年10月1日より、全国版として利用が可能になります。スマートフォンやタブレットを使って、全国の雌牛と供用可能種雄牛との間に生まれる産子の近交係数を検索できるシステムです。利用申込み不要で、サイトにアクセスすることで誰でも無料で使用できます。
農家選択(図2)
 農場コード(10桁の個体識別農場コード)を入力して農場を追加します。「削除」しない限り、次回以降も追加した農場コードのデータは残ります。また、人工授精師や獣医師の方は複数の農家を登録して選択することもできます。その際は農場コードの追加に併せて農場名を入力すると管理が容易になります。
種雄牛選択(図3)
 種雄牛は国内、海外種雄牛および後代検定候補種雄牛、さらには供用中の国内ヤングブルを含み、約700頭の中から選択することができます。利用する種雄牛が決まっている場合は、その対象種雄牛を選択し、選択種雄牛として保存すれば、毎回選び直す必要もありません。
また、ホルスタイン種以外にもジャージー種とブラウンスイス種も利用可能です。
雌牛選択(図4)
 選択した農家に在籍している雌牛が個体識別番号の拡大4桁順に表示されます。一度、農家選択(図2)と種雄牛選択(図3)を設定すると、次回以降は雌牛選択(図4)から始めることができます。また、飼養牛が多く該当雌牛を探すことが大変な場合は、拡大4桁の枠に入力(一部の数字でも可能)することによって雌牛を絞り込んで表示することができます。
近交情報の確認(図5) 
 雌牛をタップすると雌牛と選択した種雄牛たちを交配した際の近交係数が表示されます。近交係数は数値に関わらず表示され、加えて種雄牛のNTP・乳代効果も表示されますので遺伝評価値と近交係数を考慮した交配が可能になります。
 「名号」以外の項目をタップすることで並び替えが可能です。また、全種雄牛を対象として名号、略符号、登録番号の一部の文字列から近交係数の検索が出来ます。なお、未入力状態で検索をすると全種雄牛との近交係数が表示されます。
Q&A  

  • Q1:パソコンでも使えるの?
    A1:利用できます。ただし、スマートフォンやタブレットの画面で操作することを想定したサイトですのでページの余白が多くなります。
  • Q2:無登録牛は選択できるの?
    A2:血統登録牛のみ選択可能です。
  • Q3:預託に出した牛は利用できないの?
    A3:利用できます。ただし、雌牛選択画面には個体識別上在籍している牛が表示されますので、預託に出ている牛は選択できませんが、トップ画面から登録番号を入力することによって利用できます。
  • Q4:印刷はできるの?
    A4:牛舎や放牧地で携帯端末を見ながらの利用を想定にしていますが、パソコンからは印刷は可能です。

 アクセスは
 日ホル協Webサイトのトップページ、もしくはQRコードを読み取っていただくか、次のアドレスをご入力ください。

http://www.hhac.info/cgi-bin/kinkai_sp/kinkai_sp.cgi

 平成30年09月20日

『ミミ』新規でNTP1位

 
−2018-8月 国内種雄牛評価−
  (独)家畜改良センターは8月14日、乳用種雄牛評価成績2018-8月を公表した。下表には精液供給可能な国内種雄牛71頭のうち、総合指数(NTP)トップ40の種雄牛を示している。
 今回トップ40には新規選抜牛が11頭、ベスト10には4頭が登場しており、紹介するベスト3は全て新規選抜牛だった。
1位「ミミ」 JP3H56556
 今回トップを飾ったのは初登場の「ミミ」。父牛「ブツケム」と母方祖父「フレデイー」の交配で誕生。泌乳形質の改良に優れており、乳蛋白質量2位、産乳成分3位、無脂固形分量4位のほか、体型形質でも耐久性成分5位、乳器が7位に入っている。
2位「コスモポリス」 JP3H56732
 2位も初登場の「コスモポリス」。「モーグル」と「オブザーバー」との交配で誕生。乳蛋白質量が1位、産乳成分2位と泌乳形質に優れているほか、乳器と決定得点でも4位と、体型形質の改良にも期待が持てる。
3位「グリーングラス」 JP3H56735
 3位も初登場の「グリーングラス」。「モーグル」と「アルタアイオタ」の交配で誕生。産乳成分と乳脂量が4位、乳脂率と乳蛋白質量が9位のほか、体型形質でも乳器が10位に入っている。

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  平成30年09月20日

G評価は毎月評価へ


家畜改良センター・改良部

  (独)家畜改良センターは、さらなるゲノミック評価の定着を図ることを目的に、偶数月評価から毎月評価に移行すると公表した。
 未経産牛に関しては、2月、8月および12月に公式評価を実施するほか、公式評価から次の公式評価の間に新たにSNP検査を行った未経産牛について毎月評価を行うこととなる。これまでよりも早く未経産牛のゲノミック評価結果が生産者に提供されることとなり、より早期に後継牛を選択し、牛群改良を効率的に行うことができる。
 後代検定候補種雄牛の候補となる若雄牛の予備選抜にゲノミック評価結果が活用されてきたところだが、より効率的に予備選抜が実施できるように、未経産牛と同様に毎月評価に移行する。
 参考に左表には毛根到着日から日ホ協の情報提供までの流れを示した。




一般社団法人 日本ホルスタイン登録協会
The Holstein Cattle Association of Japan