平成30年08月20日

登録委員研修会開催

-5地区で179名参加-
 去る7月下旬から8月上旬にかけて、日本ホルスタイン登録協会(前田勉会長)では、都府県を6地区に分け、登録委員を対象にした1泊2日(関東は県別)の研修会を行った。この研修会は、日頃酪農現場の第一線で活躍している登録委員を対象として毎年夏期に開催しており、今年度は東北地区(宮城県)、中部・北陸地区(石川県)、近畿地区(和歌山県)、中国・四国地区(徳島県)、九州地区(沖縄県)の5地区で179名が参加して開催された。今年は研修に加え近交係数とゲノミック遺伝表評価に関する講演が行われた。
 研修会の開催にあたり、主催者である日本ホル協から、まず日頃より登録推進にご協力いただいている登録委員に対して感謝の意を述べるとともに、先般の九州をはじめ西日本の広い地域を襲った台風並びに記録的な豪雨での被災酪農家・関係者に対するお見舞いと、1日も早い復旧対策が進められるよう祈念を申し上げた。つぎに依然として、酪農家戸数と乳牛飼養頭数は減少傾向にあり、乳用後継牛不足と価格高騰が続いている一方で、性選別精液利用の普及率が年々高まっており、最近では全国の乳用牛生産頭数の半数以上を雌子牛が占めるまでとなった。血統登録においても性選別精液利用による登録割合は年々高まっており、昨年度の血統登録申込頭数は全国で20万7千頭を数え、前年を約6千800頭上回る大幅な伸びを示した。
 今年度も、より多くの乳用後継牛を登録に結びつけるため、自動登録を推進し、乳用後継牛の確保と併せて、経産牛の平均寿命や生産期間を延ばすため、牛群審査や国の後代検定娘牛の体型調査による体型データ収集と受検農家への情報提供の充実に加えて、前年度に引き続き、全国競馬・畜産振興会からの助成を受け、「乳用牛DNA情報による長命連産性向上事業」を実施して、長命連産性向上に必要なデータの収集を行い、標準発育値の作成や肢蹄指数等の開発を行う。また、近年その上昇が心配されている「近交係数の上限値の見直し」と、主要国で急速に普及している「ゲノミック遺伝評価の国内動向」について講演を予定している旨の挨拶をしたのち、地元団体長及び来賓の挨拶が行われた。
近交係数の上限値の見直しとゲノミック評価
  日本ホル協北海道支局から講師を招き、前年から北海道で先行して実施している近交係数の上限値の見直しについて、上限値を6.25%から7.20%へ変更することの説明、そしてゲノミック遺伝評価の国内動向についての講演を行った。なお、近交係数に関する話題は本誌9月20日号で特集を行う予定。
各種表彰者等の紹介
2日目に行われた「審査研修」では、日本ホル協の審査委員が実際に乳牛4頭を用いて、乳牛の見方を研修した。現畜を供試牛として使えない1地区では、パワーポイントを用いて説明を行った。
 まず、平成29年度の登録等申込状況や同表彰登録委員、同表彰支部・承認団体、同審査成績優秀牛群表彰、同検定成績優秀牛・牛群表彰、同日本・都府県記録更新牛表彰等また、第15回全日本ホルスタイン共進会では規則、出品作法の遵守や部別出品内訳についての説明等を行った。
さらに「ホルスタイン登録の手引き」を用いて血統登録の基本の確認を行い、登録時の不備による事故照会を防ぐためのポイントの説明も行った。
牛の見方を研修
 2日目に行われた「審査研修」では、日本ホル協の審査委員が実際に乳牛4頭を用いて、乳牛の見方を研修した。現畜を供試牛として使えない1地区では、パワーポイントを用いて説明を行った。
登録事務担当者会議
 牛の見方の研修とほぼ並行して行われた、地区別登録事務担当者会議では、各県支部・承認団体で実務を担当している方々が集まり、第15回全日本ホルスタイン共進会の都府県出品頭数のとりまとめ結果の報告や登録業務から事故照会の取扱い、遺伝子型の抜き取り調査についての説明、近交係数の上限値の変更についての説明、また、登録の現況について各県から報告があった。
 来年度の開催は、東北地区は福島県、中部・北陸地区は三重県、近畿地区は奈良県、中国・四国地区は高知県、九州地区は鹿児島県の予定。
   
事務研修風景(中国四国ブロック)           審査研修風景(中国四国ブロック)

平成30年08月20日

生涯乳量

-都府県30年7月-
 30年7月に都府県で検定成績証明されたものの中から、別表には生涯乳量5万㌔以上の高記録牛20頭を示した。今回はトップの小村さん所有牛が総乳量(M)10万㌔を突破した。
 生涯乳量トップは小村雅紀さん(岡山県)所有の「330 ローザ スクリーチ」(平17.3.3生)の検定回数9回で検定日数3360日、M10万8125㌔、総乳脂量(F)3570㌔、平均乳脂率(F%)3.3%、総乳蛋白質量(P)3246㌔であった。今回の記録は、全産次の検定成績証明を一括申請したことによるもので、岡山県内歴代9位となる素晴らしい記録となった。本牛は本年4月に死亡しているが、北海道から導入され岡山の地で10年以上にも渡って活躍した名牛であった。
 2位は、川田佳男さん(栃木県)所有の「リバーフアーム バツカイ レデユーク」(平20.11.27生)の検定回数7回で検定日数2279日、M8万7485㌔、F2925㌔、F%3.3%、P2623㌔であった。今回の記録は昭和60年に宇都宮市の小林牧場からの導入された基礎牛から数えて7世代目での記録達成。地道な改良の成果が伺われた。
 3位は、吉原直樹さん(岡山県)所有の「グランデイール スーパー ピノ チヤント ET」(平22.11.24生)の検定回数4回で検定日数1814日、M8万6960㌔、F3594㌔、F%4.1%、P2751㌔であった。今回の記録は、4産目の検定成績証明を申請したことによるもので、申請された検定成績は成牛クラスの都府県歴代1位の大記録、305日乳量2万459㌔を記録しての達成であった。
 さらに審査得点においても、92点を獲得しており、泌乳面と体型面の両方に秀でた牛である。
 また、6位新海益二郎さん(長野県)、11位古川豪樹さん(佐賀県)、12位折元金喜千さん(岩手県)、18位松島太一さん(熊本県)、19位駒場靖史さん(栃木県)、所有牛は、審査得点EX(90点以上)を獲得しており、体型においても優れた成績を残している。


生涯検定乳量記録牛(平成30年7月 都府県)PDF

平成30年08月20日

社員補欠選挙 当選者

 今般、福島県、鳥取県、岡山県の社員各1名計3名の辞任に伴い補欠選挙を7月30日に実施しました。これら3選挙区で候補者の数が社員定数を超えなかったため、社員選挙の投票は行われず、無投票で当選が決定したので公示いたします。【敬称略】

  • 第10区・福島県
    円谷 勝幸
  • 第38区・鳥取県
    隂山 光彦
  • 第40区・岡山県
    平野 耕平

平成30年08月20日

検定成績優秀牛

-都府県、平成30年07月証明分F偏差値-
 
 



一般社団法人 日本ホルスタイン登録協会
The Holstein Cattle Association of Japan