平成30年07月20日

審査得点93点獲得

 
−30年度前期は3頭誕生−
  平成30年度前期審査において高得点93点と評価された牛が3頭誕生したので紹介したい。
山形県・深瀬牧場
 1頭目は4月の審査で山形県東置賜郡高畠町の深瀬幸二牧場の「ビツクジン マツトソン リン(5産、父牛:マツトソン)」が、93-3Eに評価された。
 本牛は平成27年11月(6歳、3産)の体審で90点、前回の平成28年11月(7歳、4産)で91点を獲得し、今回山形県で3頭目の93点に格付けされるとともに、過去に全国B&Wショウで活躍した、インペリアル ボーレツト ゴールド(父:チヤールズ)に次ぐ、深瀬牧場2頭目の93点の誕生となった。各部の配点は、体貌と骨格92点、肢蹄89点、乳用強健性94点、乳器94点。
本牛は体高160pと大柄な牛であるが、各部への移行が滑らかで、姿勢は優美で頸は薄く長く、肋腹の開張に富み、肢勢は正しく、乳房においても容積形状に優れ、前乳房の付着は強く、後乳房の高さと幅もすばらしく、乳房底面においても高いものであった。
 また、彼女は能力も非凡なものを見せ、5産の途中経過を含め検定日数1371日の乳量は、5万5765`と今期も順調に泌乳を継続している。なお、本牛は新潟県長岡市の栗林牧場より譲り受けたものである。

「ビツクジン マツトソン リン」
(父:マツトソン)平21.10.23生
山形県 深瀬 幸二さん所有 (平30.05月撮影)
静岡県・大美伊豆牧場
 一方、5月の静岡県では伊豆の国市の大美伊豆牧場(高橋康明・実徳さん)の「ハイブリツジ フアースト カツト パラダイス(6産、父:フアイナル カツト)」が、93-3Eに評価された。
 本牛は過去、5歳10月5産で91点、6歳10月で92点を獲得しており、この間長期不受胎と牛舎の火災等があって受検できなかったが、今回10歳10月6産目で93点の快挙となった。
 母はハイブリツジ レジエンド オブ パラダイス ET(85点、父:タイタニツク)、祖母はブルマザーとして有名なレデイスマナー ギヤルズ パラダイス ET(87点、父:コンビンサー、北海道更別村の天野洋一さん繁殖所有)。このギヤルズパラダイスの受精卵が移植され、母牛が生産されたもの。
本牛は去る本年4月に開催された第9回全日本BWショウの高能力牛部門に出品され、見事首席に輝いている。各部の配点は、体貌と骨格93点、肢蹄92点、乳用強健性94点、乳器92点。
体型的特徴は、体高160pと大柄な牛であるが、正確なフレームを持ち、体長があり、姿勢は優美で頸は薄く長く、肋腹の開張に富み、乳房においては特に前乳房の付着が強く、後乳房は高さと幅が抜群であった。
 また、泌乳能力も優れており、3産以降の305日検定乳量は1万5千`以上を記録している。
なお、同牧場では過去にハイブリツジ ダンテー ビー レイダー(自家産)が94点、ローヤル レーンジヤー バリアント(別海町・浅野修さん繁殖)が93点を得ている。

「ハイブリツジ フアースト カット パラダイス」
(父:フアイナル カツト)平19.06.21生
静岡県 大美伊豆牧場所有 (平30.04月撮影)
愛知県・ウイス牧場
 さらに、5月の愛知県では豊田市のウイス牧場(杉浦祐幸・孝さん)の「HEF デイーエス ブバルデイア ET(6産、父: ダーハム) 」が、93―3Eに評価された。
 本牛は過去、4歳5月3産で90点、5歳5月4産で92点を獲得しており、今回7歳0月で6産を分娩し、93点の快挙となった。
 愛知県の杉浦さんといえば毎年秋の北海道ゴールデンセールでトップセールを競うことで有名な方で、本牛も平成24年の同セールで別海町のハイエストファームから出品され杉浦さんが落札したもの。この年は複数頭落札されたとのことで、本牛はそれほどでもないとの話であるが、同牧場では著名な血統の牛が各地から集められ、長年にわたって活躍している。
 本牛の特徴としては、まず繁殖が良いこと。年1産を確実に繰り返しており、しかも雌腹で6産で5頭の娘牛を得ている。このたびの審査でも娘の1頭が90点と評価された。さらに、305日の乳量では初産が9216`で、2産目以降は1万`を突破し順調。各部の配点は、体貌と骨格92点、肢蹄91点、乳用強健性94点、乳器94点。
体型的特徴は、極めて正確なフレームを持ち、体長があり、姿勢は優美で頸は薄く長く、肋腹の開張に富み、乳房においては特に前乳房の付着が強く、後乳房は高さと幅が抜群であった。
 同牧場では過去にエンドレス ロジツク スーパー レデイ(洞爺湖町・杉上義弘さん繁殖)が93点を得ており2頭目となった。

写真提供:デーリィマン社

「HEF デイーエス ブバルデイア ET」
(父:ダーハム)平22.12.26生
愛知県 農事組合法人 ウイス牧場所有 (平30.03月撮影)

 平成30年07月20日

検定成績優秀牛

 
−都府県、平成30年6月証明分F偏差値−


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  平成30年07月20日

生涯乳量

 
−都府県30年6月−
 30年6月に都府県で検定成績証明されたものの中から、下表には生涯乳量5万`以上の高記録牛18頭を示した。今回は上位2頭が総乳量(M)10万`を突破した。
 生涯乳量トップは長田重信さん(茨城県)所有の「ローズフアーム ストーム ビツク フラワー」(平17.11.19生)の検定回数10回で検定日数3368日、M12万4802`、総乳脂量(F)4562`、平均乳脂率(F%)3.7%、総乳蛋白質量(P)4137`であった。今回の記録は、全産次の検定成績証明を一括申請したことによるもので、茨城県内歴代1位となる素晴らしい記録となった。また、審査得点90点を獲得しており泌乳能力並びに体型に秀でた牛である。
 2位は、新海益二郎さん(長野県)所有の「スピリツト ダーネツト ダンボー」(平19.11.29生)の検定回数9回で検定日数2668日、M10万2766`、F3434`、F%3.3%、P3677`であった。今回の記録は、9産目の検定成績証明を申請したことによるもので、長野県内歴代11位となる素晴らしい記録となった。
また、9位松島太一さん(熊本県)、10位鈴木篤さん(埼玉県)、11位小林篤史さん(栃木県)、18位京都府立農芸高等学校(京都府)所有牛は、審査得点EX(90点以上)を獲得しており、体型においても優れた成績を残している。


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 平成30年07月20日

新人紹介

総務部 経理課 主任
児玉 裕志
 この度、4月1日付けで採用され、総務部経理課に配属となりました児玉裕志と申します。よく名前を読み間違えられることが多いのですが、「こだまひろゆき」と読みます。出身地は米どころ新潟県でたくさんの美味しいものに囲まれた食の宝庫で育ちました。そのためか、美味しいものを見つける食べ歩きが趣味です(体のことも考え、最近は少し節制しておりますが…)。
 学生時代は会計全般を学び、前職では病院での労務・経理関係の業務に携わっておりました。当協会で、今までの経験がある程度活かせられるとは思いますが、また一から初心に戻った気持ちで日々学んで参りたいと思っております。また、私にとって酪農業界は全く未知の分野ですので、学ぶ心を忘れず貪欲に勉強し、知識を習得したいと思っております。
 最後になりましたが、総務部経理課の業務は、当協会に関わる皆様のフォローをさせて頂くものだと思っております。皆様が日々、スムーズにご活躍出来ますよう、私もいち早く「縁の下の力持ち」となる努力をして参りたいと思っておりますので、どうぞご指導・ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。 
事業部 登録課 係長
塩野 雅一
 
6月1日付けで採用され、事業部登録課配属になりました塩野雅一(しおのまさかず)と申します。
 出身は、日本酪農発祥の地である千葉県、なかでも魚と醤油で有名な銚子市です。前職の千葉県酪農農業協同組合連合会に約14年勤務し、乳牛改良に関わる業務としては改良同志会事務局を担当しておりました。身長が約190センチ、体重は3ケタと大柄なので、共進会で見たデカイのか?と、ピンとこられている方もいらっしゃるかも知れませんが、そのデカイので間違いないです。
 この度、縁あって審査委員候補として入会し、現在は当協会の根幹である血統登録等の業務に携わっております。血統登録や検定証明等を学べば学ぶほど、皆様の財産である愛牛の血統を登録・証明する責任の重さ、そして血統登録と同様に体格得点や検定成績証明等の記録の全てが後世に残されていく大切なものであるということを肌で感じております。
 職員としての責任・自覚を持ち、皆様に一人前の審査委員として認めて頂けるよう牛を見る目を養い知識や経験を積み重ねてまいりたいと思いますので、審査で伺った際にはどうぞ宜しくお願い致します。
事業部 証書課
鎌塚 倫成
  
この度、6月1日付けで採用され、事業部証書課に配属となりました鎌塚倫成(かまつかともなり)と申します。
 私は非農家出身だったのですが高校で畜産の素晴らしさや大切さを感じ、卒業後は千葉県立農業大学校に入学し、乳牛をはじめとした家畜の飼養方法や畜産経営などについて実学などを通して学ぶことができました。
 その後、畜産をより学術的に深めたいと考え、茨城大学農学部に編入学後、動物保健衛生学研究室で動物の腸内環境と微生物についてDNAなどを用いて研究を行っておりました。
 現在は当協会の基本である血統登録や移動証明の業務を担当しています。その証明業務が滞りなく行えるのは、酪農家の皆様をはじめ、支部承認団体の皆様など多くの方々のご協力あってこそだと感じております。
 また、血統を正しく登録することが、酪農家の皆様の財産である愛牛や経営の安定と発展に微力ながら貢献できるうれしさと重大さを感じ、これからも当協会の一員として自覚と責任を持って精進していく所存です。
 勉強中の身ではありますが、お会いした際にはご指導のほど、よろしくお願い致します。 

 平成30年07月20日

中央審査研究会参加者募集中

−9月19〜21日・北海道「酪農学園大学」で開催−
 日本ホル協は、審査業務に従事する登録協会の支部・承認団体、行政機関のほか審査技術の向上を目指す指導者・技術者を対象として、中央審査研究会を開催する。(全共開催年は実施しない)
 研修内容は、審査標準研修の後、模範審査に始まり8頭の牛を使って、班毎に日本ホル協審査委員と研究。その後、研修成果を確認するため、4頭1組2セット、計8頭の牛について22の線形主要形質と13の線形調査形質の評価、4大区分の得率、決定得点の答案を提出し、結果を審査委員とともに研修する。
  • 日時:9月19日(水)13時〜21日(金)12時
  • 場所:北海道江別市文京緑町 「酪農学園大学」
  • 会費:1万円
  • 申込締切:8月17日(金)


一般社団法人 日本ホルスタイン登録協会
The Holstein Cattle Association of Japan