平成30年03月20日

トップはSWナイアグラ

〜2018.2月国内種雄牛評価〜
 家畜改良センターは2月27日、乳用種雄牛評価成績2018―2月を公表した。今回の評価成績では精液供給可能種雄牛は66頭で、新規種雄牛は総合指数(NTP)上位40頭に5頭が入った。ここでは、国内のホルスタイン雌牛集団を効率良く遺伝的改良するための指標であるNTPトップ40について、その概要を紹介する。
NTP1位は
SW ナイアグラ
 今回のNTPトップはウインザーマナー SW ナイアグラ ETで、父ナイアグラと母方祖父(MGS)プラネツトから生産された。SW ナイアグラは1年半前に1位初登場して、その後2位・2位からのトップ返り咲きとなった。乳代効果、産乳成分、乳量、乳蛋白質量、無脂固形分量は1位、乳脂量2位、長命連産効果7位と産乳能力の改良には期待が持てる。
 2位のテイーユー レデイスマナー ジヨージアは父ビーコンとMGSアーニツトから生産された。ジヨージアは2期連続1位から順位を1つ下げた。泌乳関係の改良には有効で、表より産乳成分が2位、乳蛋白質量3位、乳脂量6位、乳代効果9位、乳量10位のほか、体型でも肢蹄が5位に入っている。
 3位のサンワード スーパー エモーシヨン ETはスーパー×バクスターの交配からで、15年8月に1位初登場してから常に上位をキープしている。長命連産効果は初登場から6期連続の1位である。また、無脂固形分量は3位、乳代効果4位、産乳成分5位、乳量・乳蛋白質量7位、乳脂量10位、乳成分率も全てプラスと優れた泌乳能力を備えた種雄牛である。

・表 乳用種雄牛評価成績2018‐2月(供給可能・国内種雄牛NTPトップ40)
長命連産効果は
6期連続エモーション
 形質別では、エモーションが長命連産効果で6期連続トップ(NTP3位)となった。2位にはモーニングビユー SHTL ソクラテス ET(同20位)、3位にテイーユー フエイス フアツトボーイ(同10位)が入った。 
産乳成分は4期連続
SW ナイアグラ
産乳成分はSW ナイアグラが初登場から4期連続の1位(同1位)となった。2位には3期連続でジヨージア(同2位)が入った。
 耐久性成分を見ると、1位リバーサイド グレイブ ET(同28位)は3期連続、2位グランデイールバズ スーパー マーレン(同31位)は新規牛、3位にはEL ヴエイルド ヒル(同35位)となった。
 疾病繁殖成分はグリーンバレー スーパー マンデイー ET(同38位)がトップを獲った。
5頭の新規選抜牛 
今回は、NTPトップ40に新規種雄牛が5頭選抜された。その中で最高位は8位のミツキーデール アリー スーダン ETで、スーダン×プラネツトからの交配で、乳脂量は断トツの1位、産乳成分6位で優れた泌乳能力を備えている。
 9位にはメモリー チヤーム モーニング ETが入り、肢蹄が2位、疾病繁殖成分9位と、平均的な改良ができる。
 17位のMFD ウエルカム スフイーダ ETは疾病繁殖成分7位、乳器8位、長命連産効果10位で乳質改善に貢献。
 その他は、31位のマーレン、33位サクランド ゴールドプラン ヒラリーンである。
父は2期連続 スーダン
 NTP40を父牛別に見ると、スーダンが2期連続8頭で連続1位、ナイアグラが4頭であった。息子牛3頭はビーコンとスーパー、ブツケム、プラネツトであった。

 平成30年03月20日

全国ホルスタイン改良協議会

第39回通常総会
 全国ホルスタイン改良協議会(岡嶋建一郎会長)は2月23日、家畜改良事業団会議室において第39回通常総会を開き、前年度事業報告収支決算報告、平成30年度事業計画案及び収支予算案について協議し、全て原案どおり可決承認された。
 事業報告では、山形県でジャジング・スクールを開催し、一般参加者・ジャッジマン候補者・認定ジャッジマン並びに地元関係者を含め、総勢152名が参加したことが報告された。
 本年度事業計画では、協議会最大の行事である第9回全日本ブラック アンド ホワイトショウを2018セントラルジャパン ホルスタインショウとの共催で、4月13〜14日に静岡県「御殿場市馬術・スポーツセンター」で開催するため準備を進めていること、ジャジング・スクールを岡山県で開催する予定で、地域の特色としてジャージー種の見方や、今後の牛の改良についてのパネルディスカッションの開催などを模索していることが報告された。
認定ジャッジマン2名
 全国ホルスタイン改良協議会の認定ジャッジマンは、松原秀雄氏(北海道)、木村連太朗氏(大分県酪農業協同組合)の2名を加え、現在56名となった。全国の共進会やB&Wでの活躍に期待したい。
第9回全日本BWショウ 
  このショウは全国40都道府県にわたる会員傘下の酪農家が飼養する代表牛を一堂に集め、その体型や資質の改良水準を比較・検討し、今後の改良指針に資するとともに酪農業の更なる発展と酪農家相互の親睦と交流を図ることを目的として概ね5年に1度開催している。
 今回は会場等の都合により、長い歴史とともに毎年開催しているセントラルジャパン ホルスタインショウ(旧中部日本B&Wショウ)との共催により開催する運びとなり、全国35都道府県から約209頭の出品牛が集合する予定である。
 4月13日(金)の1日目は10時30分開会宣言の後、未経産牛の部の審査、リードマン講習会、リードマンコンテスト、交歓パーティー、オークションと多彩な行事が行われ、2日目8時30分から経産牛の審査、昼にはグランドチャンピオンが決定される。全国のトップクラスの優秀雌牛が一堂に集まる醍醐味を堪能頂きたい。

詳細サイトはこちら
酪農講演会
  通常総会に合わせ(一社)家畜改良事業団の情報分析センターの橋口昌弘電算課長を講師に招き「牛群検定と新たなツール(ポケカウ等)」と題した酪農講演会が開催された。PCで利用する繁殖台帳Webシステムの使い方やグラフの見方、更にはスマートフォンで使うポケカウの紹介など、出席された酪農家にとって身近で、直ぐに使える講演内容であった。

  平成30年03月20日

日本記録更新

五味英介さん(長野県)・石川和博さん(静岡県)・鈴木進さん(北海道)

〜29年 年型別高記録牛〜
  平成29年1〜12月末までに日本ホル協で検定成績証明された中から、各年型別に乳量・乳脂量(2回搾乳)の全国トップ牛をとりまとめた。
 今回は五味英介さん(長野県富士見町)所有牛、石川和博さん(静岡県函南町)所有牛、鈴木進さん(北海道芽室町)所有者がそれぞれ2部門、計6部門で日本記録を更新する素晴らしい成績となった(表の名号の前に*印で表示)。表中、全年型を通じての最高乳量は、鈴木進さん所有の「エンブレムK カカー マリア」で、成年型365日で乳量2万5836s、乳脂量948s、乳脂率3.7%であった。
 牧場別では、4年ぶりに鈴木進さん所有牛が最多の7部門でトップの成績を挙げている。


 北海道勢が各部門で高記録を残す中、今回は都府県牛が奮闘し4部門で歴代記録を更新し10部門でトップとなる素晴らしい成績を納めた。
「メイベリン」と「スタンリー」
歴代記録更新
 都府県牛で歴代記録を更新したのは五味英介さん所有の「エリツクフアーム コーイ スーパーサイアー メイベリン」が乳脂量2年型305日、365日の2部門で6年ぶりに日本記録を更新した。もう一頭は石川和博さん所有の「オークフイールド スタンリー エレガンス」で乳脂量3.5年型305日、365日の2部門で祖母「スカイチーフ」の記録を11年振りに更新した。
 乳量では、3年型で矢内孝久さん(群馬県)所有の「テイーユー レデイスマナー ジヤンパー ET」が305日と365日でトップを記録した。これらの記録は305日が都府県歴代記録、365日が同2位と素晴らしい記録である。
 乳脂量では、3年型305日と365日で石川和博さん所有の「MS アツトウツド S チヤシテイ B ET」、4.5年型305日で(独)家畜改良センター(福島県)所有牛「RE ジヨイ アレク R マイカ」、成年型305日で吉原直樹さん(岡山県)所有牛「グランデイール スーパー ピノ チヤント ET」が1位となる素晴らしい記録となった。
この他にも都府県牛が各部門で上位となる好成績を残している。
今後の行事
日本ホル協
◇第289回理事会
 3月23日、日ホ会議室
◇第9回全日本BWショウ(全国ホル改良協議会主催)
 4月13〜14日、静岡県御殿場市内
◇第15全共実務者会議
 4月17日、宮崎市内
◇第15全共幹事会
 4月24日、宮崎市内
◇第15全共実行委員会総会
 5月16日、宮崎市内
◇平成29年度決算監査会
 5月23日、日ホ会議室
◇第290回理事会
 6月1日、日ホ会議室
◇第291回理事会
 6月15日、東京都、中野サンプラザ会議室
◇第68回通常総会
 6月15日、東京都、中野サンプラザ会議室
◇第292回理事会
 6月15日、東京都、中野サンプラザ会議室
◇地区別登録委員研修会・夏期登録事務担当者会議=7月下旬〜8月上旬予定
◎東北地区=宮城県
◎関東地区=東京都、日ホ会議室(事務担当者会議のみ)
◎中部・北陸地区=石川県
◎近畿地区=和歌山県
◎中国・四国地区=徳島県
◎九州地区=沖縄県
◇体型審査ワークショップ
 9月10〜13日、英国
◇中央審査研究会
 9月17〜21日予定、北海道江別市、酪農学園大学
◇支部・承認団体登録事務取扱者研修会
 9月(予定)、日ホ会議室
◇ジャジング・スクール(全国ホル改良協議会主催)
 11月1〜2日、岡山県真庭市(久世家畜市場)

  平成30年03月20日

審査日程


〜平成30年4月〜7月〜
 

詳しい審査日程表はこちら

一般社団法人 日本ホルスタイン登録協会
The Holstein Cattle Association of Japan