平成29年03月20日

「初のゲノミック種雄牛評価値公表」

−2017-2月国内種雄牛評価−
 家畜改良センターは2月28日、乳用種雄牛評価成績2017-2月を公表した。今回の評価成績では精液供給可能種雄牛は67頭で、新規種雄牛は総合指数(NTP)上位40頭に7頭が入った。ここでは、国内のホルスタイン雌牛集団を効率良く遺伝的改良するための指標であるNTPトップ40について、その概要を紹介する。
 なお、今回の遺伝評価の公表では、次の変更があった。
  1. リファレンス(参照)集団が倍増し信頼度が+8ポイント増加
  2. 評価計算式をG-BLUP法からより精度の高いSNP-BLUP法に変更
  3. 式の変更により信頼度は形質ごとではなく個体ごとに計算される
  4. 種雄牛のGEBVの公表
  5. 国内および北米の若雄牛の公表。但し、ここでいう国内の若雄牛とは、調整交配実施期間が終了した後代検定候補種雄牛
  6. 国内評価の回数は、従来通り8月、2月の2回公表だが、公表の間に新たに追加された若雄牛は、関係団体を通じて所有者に年4回提供
  7. 新たに11形質を公表
NTP1位はジョージア
 今回のNTPトップはテイーユー レデイスマナー ジヨージアで、父ビーコンと母方祖父(MGS)アーニツトから生産された。ジヨージアは前回3位初登場からのトップとなった。泌乳形質の改良に優れており、表より産乳成分、乳脂量ともに3位、乳蛋白質量4位、無脂固形分量7位のほか、体型でも耐久性成分9位、肢蹄が3位に入っている。
 2位のウインザーマナー SW ナイアグラ ETは前回初登場1位から順位を1つ下げた。ナイアグラとプラネツトとの交配で誕生。産乳成分、乳代効果と無脂固形分量は1位、乳量、乳脂量が2位、乳蛋白質量は4位、長命連産効果7位と産乳能力の改良に期待が持てる。
 3位のサンワード スーパー エモーシヨン ETはスーパー×バクスターの交配からで、15年8月に1位初登場してから常に上位をキープしている。長命連産効果は初登場から4期連続の1位で無脂固形分量は5位、産乳成分6位、乳代効果7位、乳脂量8位、乳蛋白質量9位、乳成分率も全てプラスと優れた泌乳能力を備えた種雄牛である。
長命連産効果は連続エモーション
 形質別では、エモーションが長命連産効果で4期連続トップ(NTP3位)となった。2位にはテイーユー ナイト エクリプス ET(同5位)、3位にケネカランド ベンナー ベル スカイ(同7位)が入った。
産乳成分は連続SW ナイアガラ
 産乳成分はSW ナイアガラが2期連続の1位(同2位)となった。2位にはモンマ ブリスク(同8位)が入った。
 耐久性成分を見ると、1位リバーサイド グレイブ ET(同18位)、2位テイーウエーブ レーザービーム ET(同37位)、3位には新規牛でベル スカイ ET(同7位)となった。
 疾病繁殖成分はNLBC マンフツド フアルサー(同42位)がトップを獲った。
7頭の新規選抜牛
 今回は、NTPトップ40に新規種雄牛が7頭選抜された。その中で最高位は7位のベル スカイで、肢蹄1位、耐久性成分3位、決定得点4位、乳器7位、体貌と骨格9位と特に体型の改良に長けた種雄牛である。
 10位にはヘンカシーン CCM ヴエラーノが入りアイオーン×メガマンからの交配で、体貌と骨格が2位、決定得点、肢蹄、乳用強健性がベストテンに入っている。また、乳脂量6位、産乳成分8位と体型と能力の改良に効果を発揮する。
 12位のストレチア エヴアンは肢蹄6位、疾病繁殖成分9位と、平均的な改良ができる。 その他は、17位のピユアソウル ロミオ バツジオ、22位プレイン ミツチー ブラツクヒル ET、27位EL ヴエイルド ヒル、29位NLBC ナビゲート エマートンである。
父はプラネットとナイアガラ
 NTP40を父牛別に見ると、プラネツトが5頭で連続1位、ナイアグラも5頭であった。次に4頭はビーコンとスーパー、3頭はマンオーマンであった。
近親交配に気をつけて!
 交配に当たってはNTP40までの中から、特に改良したい形質の遺伝評価値が高い種雄牛を選定するとともに、交配する雌牛との間に近親交配が高くならないようにする必要がある。
 近交のチェックは日本ホル協WEBの「近交回避情報」で、確認ができる。最近は近交係数も高くなり、近交退化やハプロタイプの遺伝疾患に配慮するためにも、交配時には特に近交係数や血縁に注意が必要である。

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平成29年03月20日

「13部門でトップ 奥孝さん(北海道)最多」

−28年次年型別高記録牛−
 平成28年1〜12月末までに日本ホル協で検定成績証明された中から、各年型別に乳量・乳脂量(2回搾乳)の全国トップ牛をとりまとめた。
 牧場別では、前年に引続き奥孝さん(北海道富良野市)所有牛が最多の13部門でトップの成績を挙げている。
7部門で都府県牛がトップ
 北海道勢が各部門で高記録を残す中、今回は7部門で都府県牛が部門トップとなる素晴らしい成績となった。乳量では、3.5年型で(独)家畜改良センター(福島県)所有の「ロツクイーグル ハリア マールス インタラクト」が305日乳量1万8,440kgを記録した。また、同年型の365日乳量では萩原直也さん(千葉県)所有の「アールエフ ビーシー アイオーン 752」が2万633kgと高記録であった。
 乳脂量では、3.5年型305日で渡辺征央さん(静岡県)所有の「セジス ビユーテイ カウンテス タイタニア」が乳脂量785kgを記録した。この他、3.5年型365日乳脂量で五味英介さん(長野県)所有牛がトップ、5年型305日乳脂量で宇藤友隆さん(長野県)所有牛がトップとなる素晴らしい記録となった。
 この他にも都府県牛が各部門で上位となる高成績を残している。

平成29年03月20日

「第38回通常総会」

−全国ホルスタイン改良協議会−
 全国ホルスタイン改良協議会(岡嶋建一郎会長)は2月24日、家畜改良事業団会議室において第38回通常総会を開き、平成28年度事業報告並びに収支決算報告、平成29年度事業計画案並びに収支予算案、会員の脱退、役員の補欠選任について協議し、全て原案どおり可決承認された。
 事業報告では、長野県でジャジング・スクールを開催し、一般参加者・ジャッジマン候補者・認定ジャッジマン並びに地元関係者を含め、総勢91名が参加したことが報告された。
 なお、熊本県乳牛改良同志会松野克紀会長から、熊本地震義援金について全国の同志に対し改めてお礼が述べられた。
第9回B&Wショウ〜平成30年4月開催に向けて〜
 本年度事業計画では、ジャジング・スクールを  東北ブロックの山形県において開催すること、セミナー・酪農講演会については、時々刻々と変わる世界情勢、或いは国内の情勢について研修会を開催すると共に、国内優良遺伝子の有効活用が図れるよう情報発信を行っていくことが報告された。 
 また、5年振りの開催が予定されていた第9回全日本B&Wショウについては、会場となる静岡県御殿場市馬術・スポーツセンターが平成32年に開催される東京オリンピックに向け馬事公苑(東京都世田谷区)の全面改修が決定し、関連する馬術行事が同センターに集中したため会場確保が困難であること、これを受けて平成30年4月に開催予定のセントラルジャパンホルスタインショウと共催で全日本B&Wショウが開催できるよう調整を進めているとの報告が行われた。
 また、会員の脱退・役員の補欠選任・平成28年度認定ジャッジマンについて協議した結果、すべて提案通り可決承認された。
ジャッジマン新たに4名を認定
加藤 惇 氏(宮城県)
福留賢次 氏(宮崎県)
林田 光 氏(LIAJ)
前田直樹 氏(ABS)
役員の補欠選任
新任役員
 山田光雄氏(兵庫県)
退任役員
 木田 有氏(兵庫県)

平成29年03月20日

「今後の行事」

−日本ホル協−
  • 第15回全共企画委員会
    • 日程:3月23日
    • 会場:日ホ会議室
  • 第285回理事会
    • 日程:3月24日
    • 会場:日ホ会議室
  • 平成28年度決算監査会
    • 日程:5月24日
    • 会場:日ホ会議室
  • 社員選挙
    • 日程:5月24日
  • 社員選挙管理委員会
    • 日程:5月24日
    • 会場:日ホ会議室
  • 第286回理事会
    • 日程:6月2日
    • 会場:日ホ会議室
  • 第287回理事会
    • 日程:6月23日
    • 会場:中野サンプラザ会議室
  • 第67回通常総会
    • 日程:6月23日
    • 会場:中野サンプラザ会議室
  • ジャジング・スクール
    • 日程:6月30日
    • 会場:山形県 置賜家畜市場
  • 地区別登録委員研修会・夏期登録事務担当者会議
    • 日程:7月下旬〜8月上旬
    • 会場:東北地区=青森県
    •     関東地区=東京都、日ホ会議室(事務担当者会議のみ)
    •     中部北陸地区=富山県
    •     近畿地区=京都府
    •     中国四国地区=岡山県
    •     九州地区=福岡県
  • 中央審査研究会
    • 日程:9月20〜22日(予定)
    • 会場:北海道江別市 酪農学園大学(予定)

平成29年03月20日

「審査日程」

−平成29年4〜8月−


一般社団法人 日本ホルスタイン登録協会
The Holstein Cattle Association of Japan