平成29年03月20日

「登録の状況」

−血統登録1.2%減−
 都府県の平成28年度中間(平成28年4月から29年1月末日現在)の血統登録雌牛申込み頭数は、3万3,381頭となり、前年同期に比べて頭数で418頭減、率にして98.8%となっています。
 前年度は酪農家戸数の減少や酪農情勢の悪化に伴って登録頭数の減少が危ぶまれましたが、関係各位のご尽力のお陰で何とか前年より増加に転じ一安心しました。
 ところが、28年度に入ってからは酪農家戸数の減少が著しいうえ、和牛並びに交雑種の市場価格が以前にもまして高止まりしており、これに呼応するかのようにF1交配が増えていることが日本家畜人工授精師協会等の統計でも明らかで、その結果、乳用種の雌牛出生報告が大幅に減少しております。
 結果的に登録頭数の減少という事態を引き出したのかと思うと残念ですが、それでも会員数は前年同期比でほぼ100%となっており、関係各位のご尽力のたまものと感謝いたします。
 さて、表1には県別の血統登録をはじめ各種申込み頭数並びに会費納入件数をお示ししました。
 前述のとおり登録頭数は減っておりますが、前年同期比で大幅に増加した県もみられ、岩手県を始め、栃木県、群馬県、神奈川県、長野県では3桁以上増加するなど21県で前年を上回っております。
 一方、熊本県では4月に発生した大地震で酪農を継続することが難しくなるなど大きな打撃を受けたことから前年同期比で大きく減少しており、また、3桁以上減少した県が8県もあり、これらにあって3月末までにどの程度回復していただけるかが課題と考えております。
自動が過半数
 次に登録申込みに占める自動登録のシェアは表1の中ほどにお示ししました。同時期における申込み頭数は1万9,341頭で全体の57.9%となり、昨年に比べて0.1ポイントの減少となりました。
 また、自動登録農家戸数は廃業その他の理由で登録を中止している農家も含まれることがあり、実質的に自動登録を行っている農家の集計では1,854戸となり、前年に比べて約200戸増となりました。
影響少ない会員数
 表1には移動証明申込み件数の状況もお示ししましたが、前年同期比では81.0%と大きく減少しております。これは北海道における乳用種雌牛価格が高騰しているので、一部のメガファームを除くと一般酪農家には手が届かない価格帯となっているため、導入を躊躇しているという声をしばしば聞きます。それ故、移動証明申込みも減少していると考えられます。
 ご承知のとおり、自動登録農家にあっては家畜改良センター個体識別部に所定の異動報告を済ませれば、当協会では該当牛の登録原簿上の移動を完了させており、あえて料金が必要な移動証明は推進していません。自動登録が90数%になる北海道では特にその傾向が顕著です。
 当協会としても自動登録の推進を重点事項として事業推進しておりますので、今後とも移動証明が大きく増えるとは考えておりませんが、個別登録農家にあっては子孫に血統を繋げるためにも確実に移動証明をお願いしたいところです。
 最後になりましたが、会費納入件数を表1の一番右側にお示ししました。1月末までに5,321戸の方から納入いただいており、前年同期比でマイナス2戸とほぼ前年並みともいえる数字で推移しております。

平成29年03月20日

「今、知ってほしい 自動登録4つのこと」

−自動登録の現況から−
 自動登録とは、酪農家が報告した2つの情報を元に血統登録証明書を発行する血統登録の方法です。2つの情報とは、
  1. 牛が生まれた時に家畜改良センターに出生報告した個体識別情報
  2. 授精の度に報告した授精情報
です。当協会はこれらを電子データで受け取ることで血統登録証明書を自動発行しています。
 ペーパーレスかつ血統登録証明書の発行も早いなどメリットが多く、また当協会では登録料金を500円ほど安く設定し普及推進をしています。
 ただし、2つの情報が確実に、そして正確に報告されないと円滑に自動登録を行うことができません。
 自動登録を実施している方、また希望している方には、自動登録の基本を十分にご理解いただきますようお願いします。
 さてここでは、最近の自動登録実施状況で特にお願いしたいこと4つをご説明します。
@全頭登録にご理解を
 自動登録の対象は自動登録実施農家で出生した乳用種雌牛全頭となります。ジャージー、ブラウンスイスなどの乳用種も含まれます。また売却を理由に血統登録をしないというのは自動登録の実施条件に反します(虚弱体質等を除く)。血統登録牛として価値ある売買を行っていただきますようご理解をお願いします。
A冠名登録をしよう
 自動登録で希望する名号を付けたい時はFAX等での申請が必要です。「冠名だけ付いていれば後の単語はお任せでいいのに…」という方は、冠名の登録をお勧めします。料金はかかりませんので冠名申込書の提出をお願いします。
B未経産加入をしよう
 都府県で自動登録を実施する農家の約9割は、牛群検定で報告した授精情報を利用しています。しかし、母牛が検定に加入していないために授精情報が得られず、父牛が不明でスムーズに自動登録が行えないという事例があります。このことは初産で生まれた子牛の約3割で起こっており、未経産加入の遅れが影響していると考えられます。牛群検定を行う上で授精報告することは牛群改良のために必要なことです。自動登録を円滑に行うためにも牛群全頭の早期加入をお願いします。
C申込書が必要なケース
 自動登録は原則としてペーパーレスの登録様式ですが、一部で申込書が必要な場合があります。
  • (ア)ET生産牛
  • (イ)雄牛
  • (ウ)自動登録開始前に出生した牛
  • (エ)導入した牛で無登録の牛
の4つです。(ア)(イ)は、自動登録実施農家で出生していても遺伝子型検査等の必要な手続きがあるため自動登録の対象外としています。(ウ)(エ)は、申込書は必要ですが自動登録料金を適用しています。お手数をおかけしますがご理解のほどをお願いします。

平成29年03月20日

「生涯乳量」

−都府県29年1〜2月−
 29年1〜2月に都府県で検定成績証明されたものの中から、別表には生涯乳量5万`以上の高記録牛52頭を示した。今回は上位5頭が総乳量(M)10万`を突破した。
トップは小林政幸さん(長野県)所有牛
 生涯乳量トップは、小林政幸さん(長野県)所有の「ミマキ アプリコツト マリア」(平15.4.28生)の検定回数11回で検定日数3,423日、M13万2,622kg、総乳脂量(F)4,743kg、平均乳脂率(F%)3.6%、総乳蛋白質量(P)4,003kgであった。今回11産目の検定成績証明を申請したことにより記録達成となった。また、同県内の総乳量13万kg突破牛は3頭目である。
 2位は、(有)萩原牧場(群馬県)所有の「ブルーエンゼル バツクナー エラ」(平16.3.16生)の検定回数7回で検定日数3,061日、M11万7,966kg、F4,239kg、F%3.6%、P3,787kgであった。今回の記録により、同県内の歴代6位となった。
 3位は、小針勤さん(栃木県)所有の「コバリ ステデイ アーリー」(平19.4.13生)の検定回数6回で検定日数2,258日、M11万1,409kg、F3,323kg、F%3.0%、P3,016kg。
 7位(農)ウイス牧場(愛知県)、12位・16位谷口学さん(京都府)、15位中六角保広さん(岩手県)、19位植木靖さん(栃木県)、21位中村優さん(岩手県)、26位(有)加藤牧場(埼玉県)、37位金井真一さん(長野県)、43位小針勤さん(栃木県)所有牛は、審査得点EX(90点以上)を獲得しており、体型においても優れた成績を残している。

PDF版

平成29年03月20日

「なぜ活用しない? 検定成績証明」

 日本ホル協では、検定成績証明の活用促進のため、このたびパンフレットを作成いたしました。
 検定成績証明書には、検定成績の記録だけでなく、本牛を含め4代の血統情報や審査成績、本牛の遺伝的評価値などが記載されております。この証明書を活用することで、これまでの改良の軌跡を知ることや、血統情報や体型記録と合わせた効率的な改良を行うことが可能となります。
 パンフレット裏面は申込書になっており、すぐ申し込みができます。また、証明記録が優秀な牛は、本紙では高能力牛として紹介されますが、その他にも、日本ホル協が行っている検定成績優秀牛・牛群として選定されたり、生涯検定牛として選奨されることもあります。
 このパンフレットは今後、各支部・承認団体や、牛群審査・体型調査に際して酪農家の方々に配布する予定です。

平成29年03月20日

「社員選挙のお知らせ」

−日本ホル協−


一般社団法人 日本ホルスタイン登録協会
The Holstein Cattle Association of Japan