平成29年03月20日

「EX頭数4年連続更新」

−過去最高307頭誕生−
審査475頭 調査1,260頭
 平成28年度の都府県におけるホルスタイン種の牛群審査は44都府県で9,441頭を実施し、前年より475頭と大幅に減少した。やはり、昨年4月に起こった熊本県地震の影響、初妊牛の高騰による導入牛の減少と後継牛の不足、10年ぶりに開催された第14回全日本ホルスタイン共進会の反動等が減少につながったと考えられる。しかし、26年度より173頭、25年度より138頭の増加ではあった。
 一方、家畜改良推進事業に係わる体型調査は、前年度より事業予算が13%減少したことを受け、45都府県で7,999頭と昨年より1,260頭減少した。
 ジャージー種では129頭(前年100頭)で、ブラウンスイス種は6頭(同6頭)を実施した。
 また、審査得点90点以上(EX=エクセレント)に評価された雌牛ではホル種雌が過去最多の307頭、雄1頭、ジャ種3頭で前年度より15頭増加した。
審査受検頭数 1位岩手 2位熊本
 都府県別審査頭数では、岩手県が1,179頭と昨年度に続き唯一1,000頭を超えた。次いで震災の影響はあったが、関係者の努力で例年より若干減少まで回復した熊本県の805頭、群馬県750頭、栃木県616頭、愛知県568頭が追随している。審査頭数も上位5県で都府県の41%を占める。
 一方、後代検定の体型調査では、事業費並びに調査頭数枠が削減されるなか、各都府県の協力により1,380戸を巡回し、後代検定材料娘牛2,438頭、同期牛5,561頭、計7,999頭の体型データを収集した。
 牛群審査と体型調査の合計では、岩手県1,799頭のほか、熊本県1,619頭、群馬県1,300頭、栃木県1,024頭が1,000頭を超えた。
最多受検頭数 小岩井農場
 審査頭数の最多牧場は、小岩井農場の236頭で平成23年度から6連覇を果たした。次いで家畜改良センター174頭、宮城県・半澤牧場102頭、愛知県・福井牧場93頭、森牧場80頭と続いた(表)。
後期EX頭数 ホル188頭 ジャ2頭
 平成28年度後期の都府県における審査でEXに評価された雌牛一覧をホル・ジャ種別に示した。なお、前期・後期を合わせた県別では、昨年に引き続き群馬県が36頭と最も多く、次いで岩手県28頭、栃木県21頭、熊本県21頭、千葉県20頭と続き、過去最多の307頭となった。
 前期と後期合わせた28年度は同点の14頭を含み、95点1頭、94点1頭、93点4頭、92点16頭、91点61頭、90点224頭であった。
 今年度、95点は7産してもなお素晴らしい体型を維持していた岡山県・吉原直樹さんの「スター・PT・ギン」(同点・日本最高得点)、94点は県内2頭目となる群馬県・遠坂和仁さんの「リコ・ダッチ」(5産)、93点は岩手県・外谷辰也さんの「ジエスロ・バーマ」(6産)、茨城県・弓家直人さんの「ゴールドウイン・レベツカ」(5産)、兵庫県・OFJシンジケートの「ロクシー・リターナ」(4産)、宮崎県・川野大輔さんの「レガシー・ダーハム」(6産・同点)。
 また、後期で初EXが誕生した牧場は、ホル種は山形県・高橋俊夫氏、桜井勝氏、栃木県・荒井健文氏、群馬県・石田祐一氏、千葉県・松本光正氏、東京都・常磐幸二氏、福岡県・内田ラクト牧場、熊本県・竹内靖弘氏、宮崎県・田中博実氏であった。長年に渡り続けてきた努力が改良の成果として現れたものだ。
 日ホル協では来年度より、EXに評価された牛が分娩更新等の条件を満たして、再度90点以上に評価されたときは、長い期間にわたって優れた体型を維持している証しとして、審査得点に「2E」「3E」等を付け加え、EXの回数を加算して公表する。今回掲載した優秀牛たちが春以降に「2E」等を獲得し、本紙で再び紹介できることを期待したい。

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一般社団法人 日本ホルスタイン登録協会
The Holstein Cattle Association of Japan